レフ トルストイ
Lev Tolstoi(1828〜1910)
 小説家、ヤースナヤ・ポリャーナ生まれ。
 カザン大学中退。19世紀が生んだ世界的小説家。ナポレオン戦争時代を背景にした壮大な叙事詩「戦争と平和」(1868〜69)、人妻の不倫を背景にロシア社会の諸相を描き出した「アンナ・カレーニナ」(75〜78)など、いずれも近代小説の頂点をなす。一時は文学を放棄するなど、その生き方は過激で、独自なキリスト教的世界観に基づくトルストイ主義は世界に大きな影響を与えた。
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