18世紀フランスの画家ユベール・ロベールは、崩れかけた古代建築のある風趣に富んだ景観画を得意とし、「廃墟のロベール」とも呼ばれました。1793年にルーヴル宮内に開設された中央美術館(のちのルーヴル美術館)の整備と運営に深く関わったことでも知られるロベールは、ルーヴル宮のグランド・ギャラリーを何度となく描いています。