放送内容

 

#64

2020年12月26日(土) OA

千葉・鴨川市 飾り伊勢海老

11月下旬の千葉県鴨川市――
この地で70年続く「いずみや鮮魚店」では、長女の原田尚佳さんが中心となり、
お正月用の「飾り伊勢海老」づくりが佳境を迎えていました。

本物の伊勢海老を使う昔ながらの作り方で、収穫からおよそ半年間かけ、
様々な工程を経て仕上げていきます。

「伊勢海老ごとに形が違う。ツノの長さ、目の色、全てに本物の味が出るんです」

この飾り伊勢海老作りは、もともと東京の職人・若松さんから、尚佳さんの父・裕光さんが
受け継いだもの。そのバトンを尚佳さんが受け取ったのです。
今では尚佳さんの作る飾り伊勢海老を毎年楽しみにしてくれるお客さんが増えています。

受け継がれていく縁起物が、新年を笑顔で飾ってくれます。