放送内容
#80
2021年4月17日(土) OA
東京・練馬区 モダン金継ぎ
東京都練馬区――
割れた器を漆と金で修復する日本伝統の技法、「金継ぎ」。
陶芸家の鴨下知美さんは、金継ぎで使う材料や手法を変えることで手軽に出来る、
「モダン金継ぎ」を10年ほど前に始めました。
「天然の漆の代わりに合成(樹脂)で、金は真鍮で代用しています。
陶器の破片とガラスの破片などをつなぎ合わせることも、手軽にできるんです」
鴨下さんは国内のみならず、アメリカやインドなど、海外でもワークショップを開催。
モダン金継ぎの魅力を広める活動を行っています。
最近では「料理教室で使う器をモダン金継ぎで直してほしい」と、修理の依頼を
受けることも増えてきました。
「素材こそ違いますが、伝統の金継ぎという技法を通して、モノを直して大切に使う
その考え方が広まるといいなと思います」
アレンジされた伝統の技が、食卓を彩ります。