神奈川県三浦市にあるパン屋、「充麦（みつむぎ）」――
店主の蔭山さんは、この地で15年以上自ら小麦を育てています。

「目の前にいる人が作った小麦で、しかもその人が作ったパンなら
お客さんも安心して買ったり食べたりできるんじゃないかと」

小麦を育て始めた当初は脱穀機もなく、
近隣の農家さんや地元の人たちが収穫を手伝ってくれたといいます。

また、近くのお寿司屋さんが届けてくれる料理を使った惣菜パンや、
農家の原田さんが育てたトマトで作るデニッシュなど、
お店に並ぶパンの具材も地元の人に支えられています。

「作った人の思いも、うちのパンと一緒に届けたいと思っています」

作り手たちのこだわりが、一つのパンに詰まっています。

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