放送内容
#91
2021年7月3日(土) OA
東京・練馬区 砂釜焙煎の麦茶
東京・練馬区で80年以上続く、「川原製粉所」。
創業以来、変わらず続けてきた麦茶作り製法の一つ、「砂釜焙煎」では、
300度近くまで熱した石窯の中で、
珪砂と呼ばれる砂に国産の六条大麦を通して焙煎していきます。
夏の作業場の温度は40度を超える、大変なお仕事です。
「麦にあえて煎りムラを出すんです。色の薄い部分で麦の甘味を出して、
濃い部分で香りや苦味を出す。そのバランスをとるのが職人の腕の見せ所です」
昔ながらの麦茶作りですが、原料となる宮城県産の六条大麦を育てる、
生産農家・久保さんの支えが欠かせません。
「今年は天候に恵まれて、一段と良い麦になりました。今後ともよろしくお願いします」
大切な繋がりが、麦茶の味わいを深めています