「ママモコモてれび」が主催する親子で楽しめる体験イベント「ママモコモくらぶ」。今回はいつもとは趣向を変え、“保護者向けセミナー”として6月29日、東京・汐留の日本テレビで行われました!

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進行役は、日本テレビの石田エレーヌアナ。自身も今年2月に男の子を出産。ママとして今回のセミナーはとても楽しみにしていたとのことですが、どんな1日になったのでしょうか。レポートしていきます!

第14回のテーマは?

この日のテーマは…「ママモコモCafé 保護者向けセミナー ~子育ての“大変さ”を“楽しさ”に変えよう!!~」。
臨床心理士の先生を招き、子育てについてお話いただく、保護者の皆様にスポットを当てたイベントです。
後半にはケーキをいただきながら参加者同士が交流するカフェタイム、そして座談会も行われました!

講師の方の紹介

今回の講師は、昨年10月の「ママモコモくらぶ」や「ママモコモてれび」ホームページの“こらむ”でもおなじみ、臨床心理士で日本大学講師の植松紀子先生です。

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先生は武蔵野赤十字病院こども相談室、神奈川県内の児童相談所を経て、こどもの城小児保健部で臨床心理士として15年間勤務。定年退職後は植松メンタルヘルス・ルームを主催と、40年間育児相談の第一線で活躍。そんな植松先生に“子育てが楽しくなる方法”についてお話いただきました!

 

セミナー「子育ての“大変さ”を“楽しさ”に変えよう!!」

「子育てに悩みはつきもの。でも話しあえばほとんどは解決し、勇気が出てくる」と語る植松先生。お話のポイントをまとめてみました。

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子どもの体の成長について
乳幼児期の子どもの動きにはすべて“意味”がある。なのでやみくもに止めるのでなく、子どもがやりたいことはやらせたほうがいい。そうすることで、筋肉がつき、骨が強くなる体の成長、そして心の成長も望める。
ハイハイは、どんどんやらせたほうがいい。両手で床をつかみ、両足で床を蹴ることが大事。筋肉のつき方が違ってくる。
歩けるようになったら、ベビーカーを使うより、公園まで歩いたり走ったりさせたほうがいい。3歳までに体力がつき、骨折しにくくなる。
子どもの心の発達について
子どもが自分から動いたら、すぐに止めるのではなく安全な範囲で見守ることが大事。例えば、床の色が変わる場所に行くとき、子どもは先に進むか止まるか自分で様子を見る。こうした経験が心や直感力、皮膚感覚の発達に関わる。
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第一自立期(1歳半~3歳)の子育て
1歳半~3歳の「第一自立期」では、成功体験をたくさん植えつけることが大切。自分からやろうとすることは止めずにやらせて、うまくできれば「自分でやろう」「失敗してもやろう」という気持ちの子どもになる。
靴下を履く、といったささいなことも自分でやらせることが大事。親がやってしまうと、幼稚園に行っても自分ではできない子どもになってしまう。
子育ての大変さを楽しさに変えることが大切だが、例えば公園などで、他の子どもとトラブルになったとき。おもちゃを取られても、親子で「どうぞ!」と貸すくらいの余裕が必要。お母さんが怒ったり、貸さずに気まずくなったりすると、子どもも公園に行きたがらなくなる。そうなると子どもはエネルギーを発散できずにイライラ、それを受けて親もイライラしよくない。
3歳~の子育て
幼稚園は、できれば年少から行かせたほうがいい。年中から入ると、すでにコミュニティができあがっているのでその中に入るのは難しく、劣等感を持ったまま卒業してしまうこともある。
幼稚園に行くまでに「母子分離」ができていることが望ましい。そのためにはしっかりと「愛着形成」をしておくことが大切。愛着が上手に形成されていれば、幼稚園に行くときも、お母さんとうまく離れられる。
幼稚園で1ヶ月経っても慣れない子どもは、母子分離ができていないことが多い。こうした子どもは、大学に行ってもアルバイトができないなど、自立しないまま成長してしまうことが多い。
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4歳半~5歳の子育て
情緒が発達、感情が大人と同じになる時期。「母子分離」が進み、お母さんより友達を大事にするようになる時期なので、あまり子どもに干渉せず、見守ることも必要。
6歳~中学生の子育て
6歳で情緒がまとまり、8歳~10歳の「第ニ自立期」では“小生意気”と感じることも多くなる。ただそれは普通なので、子どもの方向性が間違っていなければ温かく見守ることが大事。
中学生の「第三自立期」は、特に中二までは何を言っても聞かないことが多い。ただここは黙っていたほうがいい。そして何か言われたら親身になって相談に乗ること。うるさく言うと、親を見切って反抗するか、親に縛られた小さな人間になってしまう。
生活習慣の確立について
生活習慣は、起きる時間を例えば朝7時など、一定にすることが大事。そうすると、生活リズムが整い、自分で起きたり、着替えたり、支度をしたり…といったことができる子どもになる。
これは4ヶ月からやっておくと、後々の子育てが楽になる。目覚まし時計は、3歳で買うとよい。

植松先生のお話に、参加者の皆さんは真剣。耳を傾け、メモを取っている姿が見られました。

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お子さん向けの「プレイゾーン」も!

会場内には、お子さんが遊べる「プレイゾーン」も用意。
セミナーの間、ぬり絵や絵本、風船などでママモコモ事務局のスタッフと楽しそうに遊ぶお子さんたちも!

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タワーケーキが登場!「カフェタイム」!

植松先生のセミナーの後は「カフェタイム」。
用意させていただいた「タワーケーキ」を食べながら、参加者の皆さん同士、お互いのお子さんの話や子育ての話で盛り上がっていた様子でした。

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いろいろな味が楽しめる「タワーケーキ」に、お子さんたちも大喜び!

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グループに分かれて「子育て座談会」

「カフェタイム」で、子を持つ親同士、すっかり打ち解けてきた参加者の皆さんですが、続いてはグループに分かれての座談会。グループごと、石田エレーヌアナと同世代の子どもを持つママモコモ事務局のスタッフの進行のもと「最近の子育ての悩み」などについて語り合いました。 ここでは、植松先生にもテーブルを周っていただき、アドバイスも伺いましたので、その一部をご紹介します。

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子育ての悩み「子どものわがままに、どこまで応えてあげたらいいのでしょうか?」

参加者の皆さんからは「確かに確かに…」といった声が挙がりましたが、これについて植松先生は「まず危険なことなど社会的なルール違反はダメ。そして家庭で“ルール”を決め、これにのっとって子どもと接するといいでしょう」とアドバイス。“ルール”とは、例えば「ガチャガチャは月1回」、「おもちゃで遊んだら必ず片付ける」といったもので、おもちゃの場合、片付けなかったら「おもちゃをゴミ箱に持って行く」くらい厳しくしてもいいとのこと。 こうした「親のきちんとした姿勢」を見せることで、わがままにならず、ルールをよく守る子どもになっていくそうです。

子育ての悩み「5歳の女の子と3歳の男の子の母ですが、きょうだいげんかが絶えません。どうしたら…」

参加者の皆さんからは、きょうだいについての悩みも多く出ましたが、植松先生は「きょうだいげんかに親は入らないこと。親が入ると子どもたちは『どっちの味方?』と疑問を持ち、三角関係になってよくありません」。「あくまできょうだいで解決させることが大事なので、おもちゃを壊したら『あなたたちでお年玉から弁償して下さい』と責任を持たせるくらいがいいかもしれません」とおっしゃっていました。

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子育ての悩み「スイミングに行きたがりません。どうすればいいのでしょうか?」

これについて植松先生は「こういう時はまず『わかった、行きたくないんだね』と子どもの気持ちをきちんとくむことが大事です」。その上で「じゃあ、とりあえずスイミングに行ってみて、そこで先生と相談してみない?」と促すとよいとアドバイス。このやり取りでスイミングに行くと、そこで楽しさに気づくこともあるそうです。

参加者の皆さんからは、この他にも様々な「子育ての悩み」が。そしてそれについて植松先生を交え、皆さんでトーク。今まで抱えていた悩みがすっきり解決された方も多かったようです。

植松先生からのメッセージ

最後に植松先生から「子どもの行動だけを見るのではなく、どんな思いで言っているのか、気持ちをくんで下さい。そのためには、子どもの気持ちの発達についてきちんと学習することが大事です」。そして「日常の中でいろいろと問題は出てきますが、子どもときちんと向き合っていれば解決します。子育ての“大変さ”を“楽しさ”に変えるように頑張って下さい」というメッセージが。
植松先生、ありがとうございました!

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参加者全員で記念撮影!

セミナー終了後、植松先生を囲み、参加者全員で記念撮影!

子育てに役立つおみやげも!

今回ご参加いただいた皆さまには恒例のおみやげが!森永乳業より『クリープ』、「ママモコモてれび」からはオリジナルグッズ、そしてお菓子の詰め合わせをプレゼントさせていただきました!

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ご参加いただいた方々の感想

しもむらさんファミリー

「セミナーを通して、子どもの発育の心理面で聞きたいことが聞けたのでよかったです。子どもにはできるだけ手を貸さないようにしていましたが、それでも干渉していることに気づきました。ただ手を差し伸べればいいわけではないことがわかり、子育ての参考になりました」

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おにきさんファミリー

「子育ての悩みについて、先生が的確に答えてくれ、目からうろこが落ちる話ばかりでした。子育てに役立つ話を聞け、とてもいい機会だったと思います。
ケーキは、上の子が抹茶好きなので、抹茶のケーキをたくさん食べていました。おいしかったです!」

えんどうさんファミリー

「5月のmamafesに行った時に『ママモコモてれび』を知り、番組のフェイスブックを見て参加しました。子どもは10ヶ月の男の子ですが、先生はそれぞれの年齢に合わせて話をしてくれ、とても勉強になりました。座談会で先生が個別に話してくれたことも子育ての参考になりました」

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いしかわさんファミリー

「フェイスブックを見て、植松先生の話を聞いてみたいと思い、参加しました。うちは女の子ですが、座談会では、男の子のお母さんの悩みを聞けたことがよかったです。男女で悩みが違うのだとわかり、男の子と遊ぶこともあるので参考になりました。
タワーケーキもおいしかったです。子どもは大好きなイチゴのケーキが気に入ったようでした」

やまださんファミリー

「座談会では、同じテーブルの方と子育ての悩みについて話し『自分と同じ悩みがあるんだ』と、少し安心しました。先生にも子どもとの接し方など、子育てで悩んでいたことを聞いてもらい、対応の仕方がわかったのでスッキリしました」

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次回は「親子お料理教室」!

次回の「ママモコモくらぶ」は、7月27日(土)、東京・池袋の武蔵野調理師専門学校にて『夏休み体験親子チャレンジお料理教室』を開催します。
料理は夏らしいカレーの特別レシピを予定。ご参加、お待ちしています!

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