■上田まりえ
日テレアナウンサー
■大澤弘子
「ママモコモてれび」プロデューサー
8歳と5歳、女児の母。
子育て家族、未来のママパパを応援する「ママモコモくらぶ」。
2015年2月21日(土)に開催した、今年最初のセミナーは、「両立ママの時間割」がテーマ。
子育てしながら仕事でも自分らしく活躍する両立ママたちに、その生活の実態や本音をお聞きしました。
内容は、
①「わたしの時間割」
②「出産前後で変わったこと」
③「わたしの手抜きポイント」
④「これだけは大切にしているポイント」
きょうから4回に渡ってご報告します。
■田中理絵さん
株式会社電通 マーケティングソリューション局 電通「ママラボ」代表
2歳男児の母。
■たむらようこさん
放送作家 番組制作会社ベイビー*プラネット社長
7歳男児の母。
■羽生祥子さん
日経「DUAL」編集長・帝塚山学院大学非常勤講師
8歳女児、6歳男児の母。
■山岡朝子さん
主婦と生活社 「CHANTO」編集長
■上田まりえ
日テレアナウンサー
■大澤弘子
「ママモコモてれび」プロデューサー
8歳と5歳、女児の母。
早速、みなさんの1日の時間割を見てみましょう♪
電通「ママラボ」代表 田中理絵さん
仕事して育児して、きちんと寝る!
気持ちいいほど割り切って、家事を後回しにするのが、田中さんスタイル☆
「私はどっちかって言うと、寝るタイプ。夜に仕事のない時は、夜9時から朝7時までぐっすり眠る日も作ってます」
とはいえ、広告業界第一線のお仕事。どうしてもの忙しいときは徹夜に近い状態になることもあるという田中さん。週に1回は、ご主人に子どものお迎えを代わってもらい、フル残業で思いっきり仕事をするそうです。
やるときはやる!あとは、育児、睡眠など、誰がなんと言おうと自分が必要だと思うものを優先!実は田中さんは転職経験あり。その時々の自分の思う生活が出来ない場合は、転職も考えるそんな“肝っ玉母ちゃんエピソード”に、周りに振り回されず開き直る勇気をもらいました♪
日経『DUAL』編集長・羽生祥子さん
なんと、羽生さんの編集部、午後7時くらいまでには、ほとんどのメンバーが帰宅!
そのかわり、就業時間内の集中力はすごいんだとか。
「スタッフは、みんな育児中や介護中という『訳あり編集部』。お迎えがあるので、普通に6時半とかに帰ってます。そのかわり本当に夕方になると、みんなすっごいアップテンポです。頭から湯気が出そうな感じ。千手観音みたいな」(笑)
タイムアウトを、まるでゲーム感覚で楽しんでるかのような印象の羽生さん。
子どもの成長にも、「今しか味わえない楽しさ」を感じてるそうです。
「赤ちゃんの時期ってもう終わっちゃう~!と、夫婦ともに結構焦ってて…」
この春卒園の息子さんの保育園送りは、夫婦で送り役を奪い合うこともあるほど。
限りある時間内で、精一杯楽しむのが羽生さんスタイル☆
「両立」っていう言葉はなかなか出来ない特別なことのように聞こえますが、羽生さんのお話を聞いてるうちに、『かわいい子どもと大好きな仕事、両方がんばれるってありがたい!』という前向きな気持ちになってきました♪
放送作家 たむらようこさん
子連れ出勤OKの放送作家事務所を14年前に立ち上げたたむらさん。日中は、ずっと会議で、書き物は家に帰ってから。
静かに原稿を書ける朝の4時間がとても貴重だそうです。
でも、テレビ業界では深夜の会議も多そう・・・。
この時間割を守るのは至難の業ではないでしょうか…?
「一人スウェーデンです(笑)。仕事を受注する時も『すいません、うちのメンバーは、5時に帰るんですけどいいですか?』って先に約束しちゃうんです。あとはいい仕事をして認めてもらうだけ。時間が不自由でもママはいい仕事するとなれば、後に続くママもラクじゃないですか?仕事以外の時間は、全て家族に注ぎます」
テレビ業界で働く後輩の女性たちのためにも、5時で終業する放送作家の実績を増やそうとしているたむらさん。そんな姿に強い母性と意思の力を感じました♪
続いて、司会を務める大澤も、時間割をご紹介♪
「ママモコモてれび」プロデューサー・
大澤弘子
ご主人は、なんと!お勤め先の金融機関100年を超える歴史の中で、初めて長期育休をとった、超イクメン!
そのご主人の育休中に自然発生したルールが、『夫婦のP・M当番』!
「我が家は月水金か火木か毎週反対になるように、週に半分19時からの育児、家事を受け持つ係りが決まっていて、カレンダーにパパのPとママのMが、P・M・ P・M・P・M……って書いてあるんです。娘たちもそれ見て『あ、今日はパパか~』みたいな」
さらには、子どもが口に入れるものは基本パパ、食べ物以外の掃除・洗濯・学校や習い事のことなどがママ、といった分担も。そして、寝かしつけの後1人でお酒を飲みながらドラマを視るのが至福の時だという大澤さん。
夫婦2人3脚で協力し合いながら、お互いに自分の時間も確保する。そんな、時間のやりくりが、元気でいられる秘訣なんですね♪
さて、リアルな時間割を見たところで、働くママたちの時間割をたくさん見ている、ワ―ママ応援雑誌「CHANTO」編集長・山岡朝子さんに解説いただきました!
主婦と生活社「CHANTO」編集長・山岡朝子さん
「ママロック」とはまさにママが育児や家事で「LOCK」される時間帯のこと。
子どもの食事、保育園への送迎などほかの時間に移せないTO DOが重なる時間帯なんです。
~「ママロック」のTO DOを減らす工夫例~
・朝ごはんやお弁当の準備を、前の日の夕食作りと一緒にやる。
・食器は食洗機、掃除も仕事に行ってる間にロボットに任せる。
・時短コスメで自分の身じたくの時間を短縮。
・1枚でコーディネートが決まる“ワンピース”を着る。
・食材の宅配サービスを使う。(毎日の献立がキットで届く、食材が全部切った状態で届くなどのサービスもある)~など。
最後に、こちらが独身・上田アナの時間割!
日テレアナウンサー 上田まりえ
いつか結婚もしたいけど、今は仕事が楽しくて、オフタイムも発声を良くするため
体幹トレーニングに通う上田アナ。
「今は、自分の時間がなくなることが、まだイメージできない……」
独身の上田アナと両立ママの時間割が、まったく違うのは当然♪
両立ママの時間割には一切出てこなかった「プライベート」(グリーン)の部分が光っています。今はこの時間がなくなる想像ができないという入社6年目の上田アナの気持ち、まさに本音だと思います。
次回は、母になって時間割が大きく変わった中、仕事の仕方、考え方がどう変わったかを聞いていきます♪
どうぞお楽しみに!