■上田まりえ
日テレアナウンサー
■大澤弘子
「ママモコモてれび」プロデューサー
8歳と5歳、女児の母。
子育て家族、未来のママパパを応援する「ママモコモくらぶ」。
きょうは、前回に続き、「両立ママの時間割」セミナー報告です。
子育てしながら仕事でも自分らしく活躍する両立ママたちの本音トークの中から、第二回、「出産前後で変わったこと」の内容をご報告します。
■田中理絵さん
株式会社電通 マーケティングソリューション局 電通「ママラボ」代表
2歳男児の母。
■たむらようこさん
放送作家 番組制作会社ベイビー*プラネット社長
7歳男児の母。
■羽生祥子さん
日経「DUAL」編集長・帝塚山学院大学非常勤講師
8歳女児、6歳男児の母。
■山岡朝子さん
主婦と生活社 「CHANTO」編集長
■上田まりえ
日テレアナウンサー
■大澤弘子
「ママモコモてれび」プロデューサー
8歳と5歳、女児の母。
一日の時間割を見ても、ママになると当然「育児の時間」が出てきて、独身時代とはまったく違う時間割。
では実際、仕事の仕方や考え方は、出産前後で、どのように変わったのでしょう…?
日経『DUAL』編集長・羽生祥子さん
もともと、会社に泊まるくらい仕事が大好きだった羽生さん。
出産後、働く時間が減ってからは、いかにアウトプット量は変えずに、生産性を高めるか?を考えるようになったそうです。
ポイントは、とにかく仕事に優先順位をつけて無駄を省くこと。
自分じゃなくてもできる仕事を人に任せたり、細かい業務も相手に失礼のない範囲で効率を優先!
メール1つとっても、ママになる前は、「大変お世話になっております」+「ちょっとクスッとできる小話」+「先方を立てるような一行」+「本題」といった丁寧な書き方で、メール1本あたり、およそ5分かけていた。しかし出産後、時間制限ができてからは、ガラッと書き方を変更。信頼関係が築けた相手には、お世話になっているのは当たり前ということで前置きは省略。本文は、「YesかNo」+あれば注釈でおしまい、というスタイルに。
「慣習になっている仕事を一回棚卸して、削れるところを削る。それで、労働時間が2分の1くらいになりました」。
時間を使わず、頭を使って、同じ仕事量をキープ!
やはりワーキングママは、時間の使い方を進化させることが大事なんですね♪
電通「ママラボ」代表 田中理絵さん
復職後、仕事も家事もきちんとやろうとしたら辛くなり、家事のOKラインを低く設定し直したという田中さん。
もともとは、洗濯物はすぐ畳んでしまいたいタイプ。でもそこは拘りを捨て、洗濯物が置いてある状態で、ご主人が帰ってくることを良しとするようになったそうです。
料理も、仕事が忙しい時は、「今日はお弁当買って帰ります!」と高らかに宣言。
子どもの栄養バランスが気になる場合は、野菜を補充するなどでチューニング。
毎日、きちんとやるのが当たりまえという考え方をやめたら、気持ちが楽になったんだとか。
「その人の判断で、毎日気合いを入れたい人は、好きでやればいいと思います。
でも、毎日やんなきゃいけないと思うとすごく辛いので、「完璧じゃなくていいんだよ」と自分に言い聞かせることが大事」
主婦の完璧な理想像は一旦忘れ、自己流ゆるやか家事でのびのび暮らす!
それが、両立ライフのストレスを減らす秘訣なのかもしれません♪
放送作家 たむらようこさん
放送作家という仕事柄、独身の頃は、遊びやファッションなど、いろんなところに出没して新しい情報を吸収していたたむらさん。子どもができてからは、そんな最新スポットでのインプットはきっぱりストップ。
母になり、物理的にできなくなったこともあれば、子育て中だからこそ得られることもある。
今は、子育てをしているお母さんの身になった意見をちゃんと言うことが、仕事になると考えているそうです
「子育て期間中は、人生の春休み。これが落ち着いたら、産む前より一学年上がってた自分がいると信じて、ちょっと肩の力を抜いて、やることとやらないことをきっちり分けています。家でも分けていることはあって、子どもにはすごく優しくして、夫への優しさは後回し。子どもには今しか優しくできないので、夫には悪いけど、老後優しくするからゴメン!って言って、分けてます(笑)」。
子育てによる進化を自覚し、今しかできないことを仕事にも活かす。
出産前後の物理的、精神的な負担をこうして乗り切っているんですね♪
さて、「出産の前後で変わったこと」、いかがでしたか?
お話くださったお三方とも、仕事に家庭に、必要なことを取捨選択するようになったとのことですが、仕事と育児の両立ライフにおいて、妻の時間をやりくりと同じくらい大事なのが、夫の手助け!
そこで、共働き家庭の家事分担の現状について、
主婦と生活社「CHANTO」編集長・山岡朝子さんに解説いただきました。
主婦と生活社「CHANTO」編集長・山岡朝子さん
ワ―ママ応援雑誌「CHANTO」のアンケートによると、4人に3人が、夫との家事分担をあいまいなままに生活していることが判明。
さらに、話し合いがないまま、どんな方法で家事を分担しているのかを訪ねると、「手があいている方が家事をする」と答えた方が57%だったそうです。
この割り振りのあいまいさがクセモノだと山岡さん。
「“手があいた方がやる”というルールだと、結局なしくずしになって妻がやることになるケースが多いんです。また同じ家事を共同で行うと、やり方の違いで揉め事が起きるケースも。そこでオススメは、家事の種類で分担を決めて丸ごと任せる方法。
やり方も含めて丸ごと任せれば、自分の分担も分かりやすく、夫も参加しやすいというアンケート結果も出ています」とのことでした。
次回は、両立ママたちが家事で、どのように手抜きをしているのか?
ちょっとマネしたくなるアイディアも満載の赤裸々トークをご紹介します♪
どうぞお楽しみに!