世界まる見え!テレビ特捜部
06/10/30 OA
タメになるマル得情報 アイスクリームとパンケーキの おいしい話
 
〔アイスクリーム〕

アイスクリームは氷で冷やさなければ作れないため、昔は王様や貴族など、
特別な立場の人しか食べることができない、贅沢な食べ物だった。
19世紀始め、アイスクリームは、とても小さなグラスに入れて売られていた。
グラスの底は、信じられないくらいの上げ底で
そこにアイスクリームがチョコンとわずかにのっていたのだ。
そして、20世紀始めアイスクリームを広く一般に広めたのは・・・
なんとソーセージ作りを営んでいた会社、イギリスのウオールズ社。
ソーセージの売り上げが落ちる夏の間だけ、
アイスクリームを売ってみると、これが大ヒット。
1922年には専用の製造工場を設置し、アイスクリーム大量販売の先駆けとなったのである。
 
〔パンケーキ〕

現在、一般的に食べられている小麦粉とバターと卵を使ったパンケーキの
起源は紀元前6世紀のローマ時代と言われている。
それまで卵と言えば、アヒルやガチョウの卵。
とても高価で、裕福な人しか食べることが出来なかった。
だが、ローマ時代になって「ホロホロ鳥」の飼育が広まると、
簡単に卵が手に入るようになったため、
パンケーキが広く食べられるようになったと言う。
そんなパンケーキの食べ方には国によって様々。


ロシアでは「ブリニー」と呼ばれ、サワークリームやいくら、
ウォッカなどと一緒に食べる、きちんとした食事。


フランスでは薄く焼いたクレープに進化。


アメリカのパンケーキは、ベーキングパウダーを加えるため、ふっくら厚い。
ソーセージを添えて、バターとメイプルシロップをたっぷりかけて食べる。


イギリスには500年前から「パンケーキレース」という変わった風習がある。
春のイースターの前日に、女性たちがパンケーキの乗ったフライパンを持って競争するのだ。
イギリスの春の訪れを感じる風物詩として知られている。
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