06/11/13 OA
迷子のシャチの生命を救え!
シアトル近郊の港で発見された、幼いメスのシャチ。
このシャチは、家族から離れて迷子になり、体が衰弱、
早急に治療を受ける必要があった。
しかも、まだ幼いため、治療後は家族の元に帰さなければ生きていけない。
そこで、迷子のシャチに治療を施す「医療チーム」と、
彼女の家族を探す「捜索チーム」が結成されたのだ。
そして、この迷子のシャチは<スプリンガー>と名付けられ、
必要な資金は募金によってまかなわれることとなった。
まず救出チームが、何度もスプリンガーの元に通い、スキンシップをはかる。
これによって数日後、生けすに運ぶことに成功!
無事、治療を受ける事に。
一方、捜索チームは、背びれでシャチを識別する専門家たちの協力を得て、
スプリンガーの家族の群れを特定したのである。
そんな中、医療チームはスプリンガーの治療に励んでいた。
ひどい皮膚病は、生けすに丸太を設置し、
スプリンガーに、そこへ体をすり合わさせることで治療することに成功。
さらに、体内の寄生虫を処置することで食欲が旺盛になり、
スプリンガーはすっかり元気になったのである。
6ヵ月後。
スプリンガーは、家族がやって来る、カナダ・ジョンストン海峡に移送された。
果たして、半年も離れていたスプリンガーを家族が受け入れてくれるのか?
緊張するスタッフが、彼女を生けすから放すと・・・
スプリンガーは家族と一緒に泳ぎ始めたのだ。
そう、彼女は無事、家族の元へと戻ることが出来たのである。