世界まる見え!テレビ特捜部
07/02/12 OA
フランス列車の中の殺人鬼
1999年10月。
フランスの小さな町シャベネーで、若い女性の遺体が発見された。
遺体は走行中の電車から突き落とされたものと判明。
事件を担当したへマール大佐が、遺体に残された腕時計を調べると、
その時計はイギリスでしか製造、販売されていないものと分かったのだ。
そこで、ただちに国際犯罪に関する情報を管理する機関『インターポール』へ
協力を要請したのだった。





すると、フランスに留学中の若いイギリス人女性が
行方不明になっていることが判明。
その留学生の両親が確認した結果、発見された遺体は
イギリス人のメーガン・トンプソンであることが分かったのだ。


その後、聞き込み捜査を開始した警察はついに目撃情報を入手。
しかし、犯人の顔のモンタージュ写真を作成するも、犯人発見は困難を極め、
事件は暗礁に乗り上げてしまった。


そんな中、再びフランスの列車内で殺人事件が発生!
被害者はまたも若い女性。





だが今回は、列車内にいた不審人物の身分を偶然、車掌が確認していたため、
容疑者の身元が割れたのである!
その男の名は、シド・レザラ。
メーガン殺害犯のモンタージュ写真の男とそっくりだったのだ!
早速、警察はレザラのアパートに乗り込んだ。
だが、レザラの姿はなく、代わりにまたも若い女性の遺体を発見。
これで被害者は3人。一刻も早く犯人を取り押さえなければ!


交友関係を捜査した警察は、レザラの元恋人の女性宅に
無言電話がかかってきたことを掴む。
その電話はフランスからではなく、ポルトガルの首都リスボンからと判明!
早速インターポールを介し、ポルトガル警察の協力を求めたところ、
捜査官が町をうろつくレザラを発見!
ようやく犯人逮捕に至ったのである。


ところが事件はまだ終わらない!
何と、犯人レザラは刑務所内で自殺を図ったのだった。
事件は多くの謎を残したまま、後味の悪い結末を迎えることとなった。


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