07/04/09 OA
太古の謎を解け!よみがえる恐竜ワールド
数千年前の恐竜の化石から、その生態を解明し、
恐竜たちの生活CGで再現する番組「ダイナソープラネット」。
今回の謎は、「黒焦げで発見された恐竜の骨」。
骨にはまったく傷がないため、一瞬のうちに焼け死んだと考えられた。
だが、一体それはどんな状況だったのか?
時は、7500万年前。北アメリカ・モンタナ。
草食恐竜マイアサウラの若いオス・バックと、
メスのブレーズが群れを抜け出した。
「マイアサウラ」
体長9メートル、体重3トン。
幅の広いくちばしを持つ草食恐竜で、群れで移動していた。
そこへ、やってきたのが、今回の主役ダスプレトサウルス。
彼は、まだ子どもの新米ハンターで、その名をリトル・ダスと言う。
「ダスプレトサウルス」
体長10メートル、体重3トン。
ティラノサウルス・レックスの仲間で、二足歩行をする大型肉食恐竜。
大きなあごで、噛む力がとても強い。
リトル・ダスは、マイアサウラのカップルを狙い、ダッシュ。
リトル・ダスの兄弟も協力し、最後は母親が2匹を追い詰める。
そして!!
母親が、逃げ遅れたバックの後ろ足に噛み付いた!
張り切って母親の応援に向かうリトル・ダス。
だが、ちょっとよそ見をした瞬間!
母親に激突。思わずバックを離してしまう母親・・・
大失敗してしまったリトル・ダス。
その後、怪我をしたバックを狙って追跡を続けるダスプレトサウルスの一家。
だが、新米ハンター、リトル・ダスが何度もしくじり、バックを捕らえられない。
だがこの時、モンタナにあるエルクホーン山脈の火山活動が活発化。
火山の噴煙で辺りは暗くなり、火山灰が雪のように降り始めてきた。
そんな中、ついに力尽きて倒れこむマイアサウラのバック・・・
と、次の瞬間!
ついにエルクホーン山脈が大噴火。
秒速340メートルと言う驚異的なスピードの火砕流が発生。
次々に恐竜たちを飲み込んでいく。
そこから逃げるすべはなく、マイアサウラもリトル・ダスの一家も、
草原にいた恐竜達はすべて同じ運命をたどったのだ・・・
そう、謎の「黒焦げの骨」は、この噴火によって、
一瞬で死んでいった恐竜達のもの。
この噴火は超巨大なもので、西半球最大規模とも言われているのだ。
そして、噴火から700万年後、
そこには、マイアサウラに似た「エドモントサウルス」と
ダスプレトサウルスに似た「ティラノサウルス・レックス」が。
時代はめぐり、新しい恐竜達の世界が生まれていた。