07/05/14 OA
奇跡の スーパードッグSTORY
アメリカのミシガン州に住む女性、ジョアン・ウェバーは、
長年"てんかんの発作"に悩まされてきた。
《"てんかん"とは?》
ジョアンの場合、『発作』が起こると、交差点や階段を歩いている時でも、
突然意識を失ってしまう。
そのため、外出には常に危険が伴うと、
彼女は長い間、家の中に引き蘢っていたのである。
そんなある日、ジョアンはテレビで
『てんかんの発作を介助してくれる犬』がいる事を知り、必死で協力を求めた。
その結果、『てんかんの発作』を介助するための特別な訓練を受けた犬、
『ウィリー』がジョアンの元へとやって来る事になり、
彼女は、安心して外出できる様になったのである。
『介助犬のウィリー』は、人気のない場所でジョアンが倒れると、
近くにいる人間の所まで走って行き、助けを連れて来てくれる。
更に、家の中でも『電話の受話器』を取ってくれたり、『薬の時間』を教えてくれたり、
ジョアンに取って、かけがえのない"看護師"となったのだ。
しかも、ウィリーには『訓練で鍛えた事』以外にも、驚くべき能力が!
ある時、ジョアンが湖の桟橋に立っていた時、
50メートル程離れた岸辺にいたウィリーが、突然大きな声で鳴き始めた。
不思議に思ったジョアンが岸に戻ると…、次の瞬間!
何と、ジョアンは『発作』を起こし、倒れてしまったのだ。
そう、ウィリーが呼び戻さなければ、ジョアンは桟橋で倒れ、
間違いなく湖へ落ちていたのである
実は、『てんかんの発作』介助する犬の中には、
ごく稀に『てんかんの発作』を"予知"して"警告"してくれる犬がいると言う。
なぜ予知できるのか、科学的には分かっていないが、
ウィリーには、その特殊な能力が備わっていると考えられるのだ。
介助犬ウィリーのおかげで、ジョアンは発作の不安が軽減され、
生き生きと毎日を送ることが出来るようになったと言う。