07/08/20 OA
緊急出動!子育ての悩みはナニーにおまかせ
今回のナニー911は、シリーズ中、最も手ごわいお母さんが登場する。
ニューヨークのアミコ家には、やんちゃ過ぎる子どもが5人。
6歳の長男サルバトーレを筆頭に、
5歳の四つ子、ガブリエラ、ジアンナ、クリストファー、カーメラ。
そんな中、たった一人で暴れ放題の子どもの面倒を見てきたのが母親ドーン。
子どもが言うことを聞かなければ
「石けんを飲ませるわよ!」「唐辛子を食べさせるわよ」と脅しの連続。
そんなしつけのせいで、子どもたちもやたらと暴れるため、
コミュニケーションが上手に取れない。
そんなアミコ家にやってきたのは、ベテランナニー・デボラ。
だが、デボラが子育てについて助言しようとしても、一切聞かない母ドーン。
さらに、デボラが家庭の様子をメモしていた手帳をこっそり見て、
そのあと冷蔵庫の上に隠す始末。
母親はまったく協力する気もなく、当然家庭の中もよくなる気配すらない。
そこで、ナニー・デボラは二つのルールを作ることに。
一つ目、家族みんながお互いを尊重し、気持ちをちゃんと言葉で伝えること。
二つ目、家族を決して叩いたりしないこと。
だが、子どもたちがうまく出来ても、悪いことをしても、
母ドーンは褒めることも叱ることもしない。
問題は、何よりも母親が、きちんと子どもたちと
コミュニケーションを取ることができるかどうかなのだ。
反発する母ドーンに、ナニー・デボラは必死に語りかける。
「子どもの言うことを聞いてあげるということだけでも、やってみて下さい」
ようやく、デボラの言葉を聞き入れた母ドーンは、少しずつ変化していく。
こうして、母親がきちんと子どもと向き合うことを覚えると、
家の中は明るくなり、子どもたちもすっかり落ち着いたのだった。