南フランスに暮らす、ピエールとエリアンヌのシヴィロン夫婦自慢の愛娘、
それは５才のメスゴリラのデジット。
実は彼ら、動物園を経営しているのだが、
そこで育児放棄にあい、瀕死の状態だった赤ちゃんゴリラを、
自分たちが親代わりとなって、５年にわたって育ててきたのだ。
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その結果、デジットは甘えん坊のゴリラになった。
しかし、最近では力も強くなり、老夫婦では扱いきれないことも・・・
それにデジットはすでに５才、そろそろ群れに戻さないと
ゴリラ社会に適応できなくなる。
ところが夫婦は、元の群れには戻さないと言う。
なぜならまた、母親に虐待されるかもしれないからだ。
そこで、夫ピエールは驚くべき計画を実行。
それは、なんとデジットのためだけに、新たな群れを作ってしまおうと言うのだ。
莫大な借金をして、住まいとなるゴリラ保護区を建設。
また、イギリスまで出向き、群れの仲間となるゴリラたちも手配完了。
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しかしここで予想外のアクシデント発生！
イギリスからやってきたオスのゴリラが、気性の荒い暴れん坊だったのだ！
他のゴリラ相手に、連日大暴れのオスゴリラ！
するとその暴れっぷりを見た夫婦は、すっかりビビッてしまい
なんとデジットを群れに入れないと言い出した！
借金までして作った建物も、わざわざイギリスから連れてきたゴリラも
全てがパー！まさに究極の親バカ！
結局、デジットより身体の小さいゴリラを見つけ出し、
そのゴリラと暮らさせることに・・・。
＜そして取材から二年後の現在＞
デジットは再び夫婦と一緒に暮らしている。
ゴリラ社会への復帰はいつの日になるやら・・・。
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