世界まる見え!テレビ特捜部
07/11/05 OA
ナニー911 しつけが出来ない元ナニー

今回の依頼人は、アメリカ・ノースカロライナ州に住む、ロリモア家。
海兵隊員の父セロンは、仕事柄、いつ海外に行くかわからないのだが、
家を空けるのがとても不安だと言う。
その原因は、妻のジンジャー。
元ナニーなので、子育ての知識は豊富なはずだが、
4歳のシーシャと、3歳のセロンJr.には、まったくしつけができていないのだ。


そんなロリモア家を救うため、厳しくも温かい肝っ玉母さんナニー・ステラが出動!
到着するやステラは、いきなり驚くべき光景を目にした。
何と、4歳のシーシャと3歳のセロンJr.が、いまだにおしゃぶりをくわえていたのだ。


驚いたステラだったが、いつもどおり観察を開始。
すると、出勤前の父セロンに遊んでもらい、大喜びの子ども達。だが…
父親が出勤していくと、残った子ども達は興奮が収まらずに暴れまくり、
母ジンジャーが目を放した隙に、いたずら放題ではないか。
しかし、よく見ると、ここにしつけ失敗の問題が!
子ども達が遊んだ後始末を、全部、母ジンジャーがやってしまっていたのだ。
ジンジャーは子ども達に手伝わせていなかったのである。


そこで、ステラは家族にルールを発表。
(1)子ども達が悪さをしたら、母親は毅然とした態度で叱る事
(2)子ども達はおしゃぶりをやめること


しかし、ジンジャーは、どうしても毅然とした態度を取ることができない。
そんな母ジンジャーに対して、ステラが注意すると、
彼女の口から、驚きの一言が!
「自分の子どもは、かわいそうで叱れない」


そこでステラは、荒治療を決行。
子ども達から、無理矢理おしゃぶりを取り上げたのだ。
そのため、夜になっても眠れずに、ぐずり続ける子ども達。
すると、その様子を見て、おしゃぶりを渡しても良いかと聞く、母ジンジャー。
ステラは、「そんなことをしたら台無し」と言って、渡すことを許さない。
だが結局、子ども達は一晩中泣き続けたのである。


そんなステラに対し、本当にこんなやり方しかないのかと、
不満をぶちまけ始める両親。
しかしステラは、
「嫌われても、自分のやり方をしっかりと知ってもらうことが大事なの」
と言い聞かせる。
そう、しつけは嫌われてでも、徹底してやり通さないと、うまくはいかないのだ。


日が暮れて、おしゃぶりなしで挑む二度目の夜がやってきた。
すると、夜0時過ぎに、子ども達の寝室が静かになった。
その部屋を、父親セロンが覗いてみる…すると!
なんと、子ども達はおしゃぶりなしで寝付いていのだ。
両親の毅然とした態度が、子ども達を成長させたのである。
こうしてステラは、悩める家族をまた1つ救い出したのだった。


携帯サイト