07/11/12 OA
世界が暗闇になる日
「太陽嵐」とは、太陽から噴き出される電気を帯びたガス「太陽風」が、
強大な威力をともない、地球に向かって放出される現象。
これにより、地上の電力システムが乱され、
停電を引き起こしてしまうことがあるのだ。
この番組は、そのいつか起こりうる驚異をシミュレーションしたものである。
2011年、ニューヨーク州・ブルックリン。
宇宙環境センターのピーター・ライト博士は、
迫りくる超巨大「太陽嵐」の前兆に、いち早く気が付いていた。
もし、地球を直撃されたら、世界中の電力システムは破壊されてしまう。
そこで、ライト博士は、ニューヨーク市長に提案した。
"ブルックリンの発電所を強制停止させて下さい"
そう、ライト博士は、発電所を止めれば、街に一切の電力が流れず、
太陽嵐の被害を防げる、と考えたのだ。
だが、そんなことは前代未聞、市長は返事を保留にする。
すると、ライト博士は、ひとりブルックリン発電所にむかった。
そして、超巨大太陽嵐が地球を直撃する、わずか1時間前、
思い悩んだあげく、彼の判断で、
ブルックリン一帯の電気供給を、すべて停止したのだ。
果たして、どうなるのか・・・
この太陽嵐で、世界中が電力をたたれ、とてつもない被害がもたらされた。
だが、ブルックリンだけは、ライト博士の英断により、被害を免れ、
どうにか電力を確保することができたのである。