世界まる見え!テレビ特捜部
07/12/17 OA
超敏腕!ドッグトレーナーレディ現る

まる見え!初登場シリーズ!!
スーパー・ドッグトレーナーの『ビクトリア・スティールウェル』が、
犬のしつけに悩む家庭に出掛け問題の解決に挑む、
イギリス発『飼い犬しつけ番組』。
今回の相談は、チャンク一家(父マーク、母ジョー、息子ベン)。
グレートデンとレトリバーを親に持つ2頭の大型犬、
『トーディ』と『スマーティ』が、全く言うことを聞かないという。
そこで、まずは"問題点"を見つけようと観察を開始するビクトリア。


【散歩チェック】
チャンク家の『犬の散歩』は、実に変わっている。
まず、犬たちを近くの広場へ車で連れて行き、
そこにある『柵に囲まれた場所』の中だけを走り回らせる。
しかもその時、家族はトランシーバーで連絡を取り合いながら、
犬たちが柵の外に行かないよう、ずっと"追いかけまわしている"のである。
これにはビクトリアもビックリ!


実はトーディとスマーティの2頭は、他の犬を見ると暴れてしまう為、
街中を散歩させる事が出来ないと言う。
実際、街中を歩かせてみると、強い力で自由に歩き回る犬たちに、
飼い主はついていくのがやっと。
別の犬に会おうものなら、飼い主が押さえつけられない程、暴れまくる!


【食事チェック】
チャンク家の『犬の食事』は、実に豪華。
約3500円もする『高級ラム肉』のローストを、
犬たちが熱くない様に"扇風機"を使って冷ましてあげる過保護ぶり。
こんな食事に、ビクトリアはまたまたビックリ!


実は、チャンク家には、トーディとスマーティの前に飼っていた犬を
『病気で死なせてしまった』と言う、辛い過去があった。
その為、父マークと、母ジョーの2人は"二度と犬を病気で死なさない様"、
栄養のある物をたくさん与えていると言うのだ。


【問題点を指摘】
ビクトリアが見つけたチャンク家の問題点は、『犬を大事にし過ぎている事』。
何でも"犬を第一"に考えているので、
犬たちは『飼い主より自分たちの方が、立場が上』だと思ってしまい、
言う事を全く聞かなくなってしまったと言うのだ。
ビクトリアは、『人間が犬たちをちゃんとコントロールしてあげる事が重要』であるとアドバイスした。


【解決策1・食事のさせ方】
ビクトリア曰く、食事は絶対に"飼い主が先に食べる"事が重要だと言う。
犬の世界では、一番初めに食事をするのが『群れのボス』なので、
主人が誰だかわからせる為に、飼い主が先に食べるところを
ワザと見せるのである。
更にメニューも豪華なものではなく、犬の健康を考えて作られている
『ドッグフード』などを与える方が良いと言う。


【解決策2・散歩のさせ方】
ビクトリアは、力の強い大型犬でも楽に操れる『ヘッドカラー』と言う
"散歩ヒモ"を使う事を提案。
これを使い、人間が"散歩の主導権"を握る事で
『飼い主の方が、立場が上』であると、犬に学ばせるのである。


更にビクトリアは、『トーディ』が子犬の頃、"野良犬に噛まれた事の反動"で
乱暴な性格になってしまっている事を発見。
その解決策として、トーディに『犬の吠えているビデオ』を何回も見せ、
『吠えている犬も"気にしなければ"恐ろしく無い』のだと、
『トーディ』に学習させることにした。


そして二週間後、訓練の成果を試す時がやってきた。
公園に連れてこられた犬たちは、最初は少し落ち着かなかったが、
次第に"落ち着き"を取り戻し、他の犬がすぐ近くに来ても、
大人しく散歩をする事が出来たのである。
これには、チャンク家の父マークと母ジョーも大感激!!
こうしてビクトリアは、見事に問題を解決!
次なる家族を救う為、チャンク家をあとにしたのである。


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