08/01/07 OA
SOS アポロ13号を救出せよ!
1970年4月13日、ラベル、ヘイズ、スワイガートの
3人の宇宙飛行士を乗せて月へ向かったアポロ13号が突如、大爆発を起こした。
酸素タンクが破壊され、酸素が宇宙へ流出!
アポロでは、酸素は人間が呼吸するために必要なだけでなく、
電力や水を作り出すという、大きな役割があったため、
このままでは月着陸どころか、宇宙飛行士たちが地球に帰ってくることさえ難しい。
すぐに司令船の電力が、あと15分しかもたないことが判明。
そこで管制センターは、独自のエネルギーと酸素を積み込んである月着陸船に
宇宙飛行士たちを一時避難させることにする。
そして、アポロ13号は、月の引力を利用して地球に帰還させることに。
だが、この方法では地球にたどり着くまでに4日間もかかる。
そこで、アポロが帰還するまでの時間を短縮するための方法が考えられた。
その方法は、月の周囲をまわり、地球が見えた瞬間にロケットに点火して
加速するというもの。
これが成功すれば、半日早く地球に到達できる。
すると、このロケット点火による加速は見事成功し、
アポロ13号は、時速8700キロで地球へ向かって進み始めた。
だがここで、月着陸船内の二酸化炭素濃度が危険なレベルにまで上昇。
定員オーバーのため、二酸化炭素を吸い取るフィルターが
処理しきれなくなっていたのだ。
このままでは全員、窒息死してしまう!
そこで、管制センターは、船内にあるもので
代用のフィルターを作らせることにした。
結局、その紙とテープで作った即席の二酸化炭素フィルターが
彼らの命を救ったのである。
4月17日、ついに大気圏突入、開始。
しかし、管制センターからの問いかけに、アポロ13号からの返事はない。
そして連絡が無いまま、なんと6分が経過!
誰もが諦めかけたその時・・・
アポロ13号から「我々は大丈夫だ」との声が!
そして南太平洋に無事、着水。
彼らは、こうして奇跡的な生還を成し遂げたのである。