08/02/11 OA
緊急出動! 子育ての悩みはナニーにお任せ
今回、ナニーが訪れたのは、インディアナ州のマックロバーツ家。
この家には、7歳の3つ子、ナサニエル・サミュエル・ジョシュア、
その下に3歳の双子、ジェークとジョセフと言う、男ばかりの5人兄弟。
氷を撒き散らしたり、派手に兄弟げんかをしたりと、かなりの暴れん坊ぶり。
そのため、母ダイアナと父ダグラスは、一日中、
子どもをどなりっぱなしで、声が枯れるほどだという。
そこにやってきたのは、ベテラン・ナニーのデボラ。
1日目は、家族の様子を観察。
そこで、子どもに怒鳴ってばかりいる両親を見て…
「怒鳴られたときの子どもは、おびえて混乱するか、反発するかのどちらか。
本来は、反省させなければならないのに、逆効果だわ」
と言う。
さらに!子ども達がおとなしくなるからと、
いつでも自由に、お菓子を食べることを許している。これは問題。
そこで、ナニーが決めたルールが…
[1] 子どもには怒鳴るのではなく、静かに言って聞かせる
[2] お菓子は親が管理し、子どもが勝手に取れないようにする
そして、このルールを親が守り続けることが大事だと、両親に話す。
2日目。まずは、母ダイアナにデボラがお手本を見せることに。
「上手な子どもの叱り方は、まず子どもの言い分を聞いて
その後で、ゆっくり叱ればいいのよ」
まずは、子ども達をお菓子の棚の前に呼び、カギをかけることを説明するデボラ。
今後は、母親の許可が出たときだけ、食べていいというルールを話して聞かせる。
そしてさらに、「お手伝いのさせ方」を見せる。
例えば、自分のベッドは自分で直す!と言う、
簡単なことでも、まずはやらせて習慣づけることが大切なのだと言う。
3日目。
母ダイアナは、デボラの真似をして子ども達と会話をしようと懸命。
だが、上手くいかずに、結局どなってしまった…
上手く出来ない自分に、落ち込むダイアナ…
ところがそのあと、ダイアナは息子をひざに抱くと、
涙ながらに自分の正直な気持ちを伝え始めたのだ。
『お願い…ママに何でも話して』
すると、息子も心を開き、ようやく二人は
落ち着いて気持ちを通わせることが出来たのである。
しかし、4日目。
父ダグラスは、相変わらずの怒鳴りっぷり。
そこで、怒鳴ることが無駄だと理解した母ダイアナが自ら、
「子ども達と静かに話をする」と言うことを示して見せたのだ。
さらに、ナニーも父ダグラスに厳しい言葉を投げかける。
「怒鳴っても、言うことを聞くのはその場だけ。
すぐに戻って、また同じことを繰り返すのよ!
あなたは、上から押さえつけて、子どもを怖がらせるだけだわ」
その夜、父ダグラスは子ども達と落ち着いて話をし始めると、
子どもの口から、「パパが怒鳴ると怖い」と言う言葉が…
ショックを受けたダグラスだったが、彼は、そこで素直に子どもに謝ったのだ。
これをきっかけに、マックロバーツ家から怒鳴り声が消え、
落ち着きを取り戻す、子ども達。
こうしてナニー・デボラは、マックロバーツ家を見事救い、
次の悩める家庭へと旅立ったのである。