世界まる見え!テレビ特捜部
08/03/10 OA
悪ガキCAMPへようこそ

イギリスで話題の親子関係修復番組が、「ブラット・キャンプ」。
今回紹介するのは、酒にタバコに無断外泊、親の言うことは全く聞かない
14歳の娘クロエと、怒鳴り散らす娘に言われるままの母ヘレン。
そんな2人がアメリカ・アリゾナ州で行われている
"砂漠で3週間のキャンプ生活を行い親子関係の修復を目指す"という
< セラピープログラム >に参加。
果たしてこの親子、上手くいくのか?
< 1日目 >
イギリスからやって来た母ヘレンと娘クロエは、空港に到着するなり離ればなれに。
親子を別々にすることで、互いの存在の重要性や必要性を気づかせるのだという。
親と別れたクロエ達は指導員に連れられ、アリゾナの砂漠へ。
最初の2週間は、娘のグループと母親のグループに別れ、
それぞれキャンプ生活を送るのだ。


< 2日目 >
寒さに震える女の子たち。
だが、もたもたしている暇はない。
自分たちで、朝食を作らなければならないのだ。
そして、食事が終われば、すぐに移動開始。
こうして彼女たちは、自炊と野宿を繰り返しながら、
1日16q近く移動する生活を送るのである。
その頃、母親のヘレンも、他の母親たちと一緒に山歩きを開始。
その道はかなり険しく、母ヘレンは悪い娘の母親であることを
罰せられている気分であった。


< 4日目 >
クロエは、酒もタバコも禁止された生活で、イライラし始めていた。
自分の機嫌が悪いと誰彼かまわず当たり散らし、
グループの中でも完全に孤立していた。


< 5日目 >
しかしこの日、そんなクロエが涙を見せた。
「みんなとうまくやろうと思うし、あんたの言う通りにしようと思う。
これでも頑張っているんだよ。でもうまく行かなくて…」
葛藤するクロエ、果たして彼女は変われるのか?


< 7日目 >
娘クロエとその母親のヘレンは、2日間、
グループから離れ、それぞれ一人でキャンプを行うことに。
自分が家庭の問題に、どう関わってきたかをじっくり考えるのだ。


< 8日目 >
母親のヘレンが自分の問題ついて語り始めた。それは自分自身の父親のこと。
支配的で、融通の利かなかった自分の父のような親にはなるまいと思うあまり、
娘にやりたいことを自由にやらせ、ちゃんとした子育てをしてこなかったと
反省する母ヘレン。


< 10日目 >
娘クロエは「自分の健康を心配してくれたのはママだけだった」と
母親に対して感謝の気持ちを口にするようになった。
そこで指導員は、彼女に母親へ手紙を書かせることに。
その手紙には、娘の母への感謝の思いが綴られていた。
手紙を読んで、「娘に会いたい」と思いながらも、
「親としてしっかりしなければ」と気持ちを引き締め直す母ヘレンであった。


< 14日目 >
2週間ぶりに再会を果たした、母と娘はこれからの1週間のキャンプ生活を通じて、
互いに心を開き、上手くやっていけるかどうかを確かめる。
そして最終日、母ヘレンは娘をイギリスへ連れて帰るか
この砂漠に残していくのかを決めるのである。
だが、会話の中で娘クロエは
「自分の機嫌が悪いときは私に話しかけないで」と言う。
母ヘレンは、
「娘にとって、自分が良い母親なのは、娘に主導権があり、
自分が娘の言いなりだったから。それがわかった。」と言うのであった。
果たして、母ヘレンの決断は?


< 決断の日 >
ヘレンは、娘をあと3週間、
アリゾナの砂漠に残していくことを決断した。
そんな母親に対して、怒り、暴言を吐くクロエ。
はたしてクロエは変われるのか?


< 3週間後 >
砂漠に残されたクロエは、アメリカ人の女の子たちと
一緒にキャンプ生活を送っていた。
驚くことに、この生活を心から楽しんでいたのだ。
そして最終日、母ヘレンが娘クロエを迎えにやって来ると…
クロエは、
「別れ際のことをあやまりたいの。あんな態度を取るべきじゃなかった。
でも、今はありがとうって言いたいの。ここに残してくれてありがとう」と
感謝の気持ちを伝えたのだ。
クロエは表情にも落ち着きが見られ、強がらなくなり、
人を支配しようとしなくなっていたのだ。


こうして、大自然セラピープログラムは終了。
しかし、これは親子関係を修復するきっかけに過ぎない。
これから先は2人で話し合いながら進んでいかなければならないのである。


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