世界まる見え!テレビ特捜部
08/09/22 OA
スゴ腕!爆破解体ファミリー

建物を爆破・解体するプロフェッショナル、それがアメリカのロアゾー一家。
メリーランド州にある、彼らの会社は、
社長は長男、副社長は次男、それに社長の娘。
この3人が中心となり、爆破・解体ビジネスを手掛けている。
創業者は社長の父親。
彼こそ、重労働だった解体作業を、爆薬を使う事で簡単にした男なのだ。
今は、息子たちと孫娘が家業を継いでいるが、
その腕を見込まれ、世界中から仕事がくるのである。
仕事で使う爆薬はダイナマイトが主流。
だが、鉄筋コンクリートのビルの場合は、プラスティック爆薬、
鉄骨の場合は、特殊な成型爆薬を使う、と言ったように、
様々な爆薬の使い分ける技術が彼らの仕事では重要である。



アメリカの東海岸では、重量300トンを超える大型クレーンを解体。
解体プランは、最初の爆破でアームだけを落とし軽量化。
次に、クレーンの足元を爆破し、土の上に倒すというもの。
しかし、角度がズレると、近くに建っている建物を壊したり
桟橋に大穴を空ける恐れもあるため、僅かなミスも許されない。
慎重に準備を進めていく。



そして、爆破当日。
現場責任者である社長の娘が周囲の安全を確認。
人やトラック、船などに警告を出し、避難するよう呼びかける。
いよいよ爆破・・・時間がかかったものの、見事成功!



だが、これで終わりではない。
翌日一家は、西海岸へ向かい、67メートルの煙突を解体。
周囲に幹線道路や鉄道が走っていて危険な場所。
そこで木を倒すように、煙突の下の片側を削り、爆破する事にした。
ダイナマイト90個を設置すると、その周りを防護カバーで覆う。
準備が整うと交通規制を開始し、電車も5分間だけ止める。
そして煙突を爆破!!!
今回も、解体作業は成功。
こうした一家の働きで、町が新しく生まれ変わっていく・・・
彼らは、この仕事に誇りを持っていると語ってくれた。


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