世界まる見え!テレビ特捜部
08/10/20 OA
知って得するスニーカーの秘密

元々、スニーカーとは、靴底がゴムで作られた運動用シューズの事。
19世紀にイギリスで誕生し、それまでの革靴に比べ、
足音が静かだったため、英語で「しのび歩く」と言う意味の『sneak (スニーク)』から
『スニーカー』と名づけられたのである。
そんなスニーカーの知って得する雑学をご紹介!
● ドイツ靴職人兄弟
スニーカーを世界的に広めたのが、
ドイツの靴職人であった、兄ルディと弟アディのダスラー兄弟。
1920年代、彼らは自身がスポーツ好きだった事もあって、スニーカー作りを開始。
すると、1936年のベルリンオリンピックで、
彼らの靴をはいた、アメリカ代表の陸上選手ジェシー・オーウェンスが、
100m、200m、走り幅跳び、400mリレーと、4つの金メダルを獲得したのだ。
この快挙によって、ダスラー兄弟の名は一躍世界に広まった。
ところが、その後2人は喧嘩の末、ついに決別。
1948年、同じ町内に別々の会社を設立した。
そのとき、兄ルディが設立したのが『プーマ』、
弟アディは自分の名前、アディ・ダスラーを縮めた『アディダス』を設立したのである。
その後も、この2社の激しいライバル争いは続き、
2つの会社を成長させる原動力になったのである。



● アメリカの新星
1970年代、アメリカでは空前のジョギングブームが起きていた。
そこへ、彗星のように現れたメーカーが『ナイキ』。
そんなナイキの躍進のきっかけとなったのが、食べ物のワッフル。
創設者 ビル・バウワーマンは、家で奥さんがワッフルを焼くのを見て、
スニーカーの靴底に、ワッフルのような凹凸をつけることを思いついたのだ。
すると、この靴底をつけたスニーカーが大ヒットし、
ナイキは一躍注目を浴びる存在に!
ちなみにナイキの社名の由来は、ギリシャ神話の『勝利の女神 ニケ』
あの特徴的なシンボルマークは、ニケの翼をイメージしたものだと言われている。



● スニーカーの選び方
ランニングの専門家によると、自分に合ったスニーカーを探す方法として、
まず、水で濡らした足を紙の上にのせて、自分の足の裏の形を把握し、
それにあった中敷をチョイス。
ランニングシューズの場合は、つま先が親指の幅くらい空くようなものを選ぶと
良いと言う。



知られざる、スニーカーの世界。
あなたもぜひ、自分にぴったりの一足を探してみては?


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