08/10/27 OA
伝説バスターズ 闇のスパイ 忍者の技を 検証せよ!
映画やテレビなどで定番の、ありえないような伝説的アクションシーン。
それが、実際に起こりうるかを大まじめに検証する科学番組、
それが「ミスバスターズ」である。
そして伝説的な現象に挑むのが、アダム・サヴェッジとジェイミー・ハインマン。
二人は多くのハリウッド映画を手掛けてきた特殊効果のスペシャリスト、
人は彼らを『伝説バスターズ』と呼ぶ!
今回のテーマは・・・闇に生きる刺客、戦国時代のスパイ・忍者である。
〔水渡りの術〕
素早い身のこなしの忍者は水面をなんなく移動していたという伝説。
それは本当のことなのか?
まずアダムは、博物館で手に入れた資料を基に、忍者が使用していたという
「水蜘蛛(みずぐも)」を再現。
忍び装束に着替え、すっかり忍者になりきったアダムは、
プールで忍者の秘密兵器、水蜘蛛の検証を行う。
だが・・・
大失敗!
何度も果敢に挑戦するが、結局、水蜘蛛で水面を歩くことは出来なかった。
しかし、これで諦めるアダムではない!
今まで数多くのハリウッド映画で培ってきた技術を駆使し、21世紀の水蜘蛛を製作。
それが、発泡スチロール製の「ハイパー水蜘蛛セカンド」。
最新技術を生かしたこの水蜘蛛で、今度こそ水面を歩くことは出来るのか?
すると・・・
不安定ながらなんとか浮いている。
だが、全く前には進めなかったのであった。
〔真剣白刃取り〕
一つ間違えれば命とり。超危険な伝説技「真剣白刃取り」。
今度は3人の弟子たちが、真剣白刃取りを検証するロボットを製作。
実際の人間の、両手で挟むスピードとパワー、刀を振り下ろす速度を測定し、
そこに切れ味鋭い、本物の日本刀を持たせて完成したのが・・・
真剣白刃取りマシーン、その名も「ミスターニンジャ」。
まずは、実験一回目。
いきなり成功!・・・と思いきや、人形の頭が切れている。
なんと、刃は一度手の間をすり抜け、頭でバウンド、
戻ってきた所を、たまたま手で挟んだのである。
その後、手を閉じるスピードなどを変えて、何回も挑戦。
一度は、手のひらで一瞬、はさんだものの
刀はそのまますり抜け、手のひらが切れてしまった事も・・・
結局、成功することはなかった。
〔矢掴みの術〕
敵から放たれた矢を、素手で掴むという伝説の術!これは本当なのか?
ジェイミーは、この荒技を検証するため、最新の技術を駆使したロボットを製作。
自由自在に動く5本の指をもつ、名付けて「忍者ハイパーロボハンド」。
そこに、サンフランシスコで忍術を教えているという、
忍術15段のデール・シーゴの手を握る速さを測定し、インプット。
その速度なんと0,35秒。瞬きとほぼ同じ。
だが、実際に矢を飛ばしてみると・・・一回目は失敗。矢をつかめない。
そこで、矢に反応するタイミングや手を握るスピードを変えてみる。だが・・・
またも失敗。
そこで、手を握る速さを、デール先生の5倍にしてみると・・・
大成功!
だが、このスピードでは、生身の忍者では不可能と判明した。