世界まる見え!テレビ特捜部
09/01/26 OA
世にも奇妙な航空機

「第5位 パイロット泣かせの垂直離着陸機 XFY―1 ポゴ」
1950年代前半に考えられた航空機、『ポゴ』は、まさにパイロット泣かせ!
乗るときは、地上6メートル程の高さにあるコックピットへ登り、
空を仰ぐ形で寝転がるように操縦席に座らなければならない。
更に、着陸するときは、
パイロットは車をバックさせるように、肩越しに着陸地点をうかがい、
ほとんど勘で操縦するしかなかったのだ。
この危険な着陸方法がネックとなり、1955年、ポゴ計画は中止となった。



「第4位 空飛ぶお立ち台!個人用飛行マシン フライング・プラットフォーム」
1950年代、アメリカ軍が、歩行困難な場所を移動する手段として開発した
一人乗りの飛行体『フライング・プラットフォーム』
エンジンが始動すると、それぞれ反対に回る、二つのプロペラによって浮上、
パイロットは体重移動によって機体をコントロールする。
だが、その最高時速は時速15キロ、高度も3メートル程度しか
浮上出来なかったため、計画はお蔵入りとなった。



「第3位 マンガみたいな親子航空機 XF―85戦闘機 ゴブリン」
1940年代に作られた『ゴブリン』の全長はわずか4メートル。
この小型飛行機は、大きな爆撃機を護衛する戦闘機として
親機に積まれるための、いわば子機として作られたもの。
だが、あまりにもコンパクトすぎ、
身長170センチ以下のパイロットしか乗れないなど、様々な問題が多発。
結局、実用化には程遠いまま、計画は中止となった。



「第2位 理想が高すぎたトンデモ航空機 アブロカー」
1950年代、誰もが興味を持っていたのが、空飛ぶ円盤UFO。
そんな中、アメリカ軍が極秘に開発したのが『アブロカー』である。
これを音速偵察機にしようとしていたアメリカ軍だったが、
最高時速およそ56キロ、最高高度は、たったの90センチと
悲しい結果に終わってしまった。



「第1位 ドイツが生んだ木製ロケット迎撃機BA349 ナッター」
1944年、第2次世界大戦終盤に登場したのが、
ナチス軍のロケット迎撃機『ナッター』。
この機体は、お金をかけずに、ほとんど木の合板で作成。
極限まで資源を節約した、エコで低コストなマシンだった。
しかし、この究極の迎撃機は、なかなか上手く行かず、
実戦で使われることはないまま、終戦を迎えた。



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