世界まる見え!テレビ特捜部
09/10/12 OA
科学で検証!『スター・ウォーズ』

SF超大作『スター・ウォーズ』。
だがしかし、映画の中の事は「現実に可能」な事なのか?
第一線で活躍する科学者たちが"最先端の科学"で
大マジメに『スター・ウォーズ』の世界を検証する!



【宇宙船】
映画『スター・ウォーズ』の世界では、
宇宙船の多くが「激しい爆音」と共に燃え上がる!
しかし、科学者に言わせると
「宇宙には空気がないので、爆破しても音は無く、
物が燃えるのに必要な酸素も無いので、炎も映画より、かなり小さいはず。」
と言う。
更に、大気がない宇宙では『小型の戦闘機』が素早く曲がることも非常に難しい。



【ダース・ベイダー】
『スター・ウォーズ』が誇る悪役<ダース・ベイダー>。
元は正義の騎士だったが、悪の世界に染まった事で、
師匠の『オビ・ワン』に両手足を切り落とされ、
更に、全身に大ヤケド"を負ってしまう。
だが、悪の仲間から機械の体を与えられて復活、
おなじみの『真っ黒な姿』となる。
実は、<ダース・ベイダー>について科学者たちから、
『全身を炎に包まれた時、高温な空気を吸いこんだ事で、
《肺》が深刻なダメージを受けたハズ!』と指摘を受けたのだが、
監督のルーカスはそのことを踏まえた上で、<ダース・ベイダー>を、
アノ姿にしたのだという。
彼が呼吸をするためには、
"空気から酸素を取りだして肺に入れねばならない"のだが、
<ダース・ベイダー>のマスクにはその装置が備わっており、
特徴的な『シュ―、シュ―』という呼吸音は、
その証拠として表現されているのだという。



【ライトセーバー】
『スター・ウォーズ』の武器といえば<ライトセーバー>。
ジョージ・ルーカス監督の設定によると、
<ライトセーバー>の正体は「レーザービーム」なのだと言う。
ところが、NASAの研究員によると
『レーザーとは<光>の事なので物を切る事は出来ない』のである。
しかし、その一方で、
『プラズマを使えば<ライトセーバー>を作る可能性がある!』
と言う学者もいる!
『プラズマ』とは"プラスとマイナスの電気を帯びた小さな粒子"の集合体で、
密度を濃くすれば『空間を遮断する事が出来る』というモノ。
つまり『プラズマ』を利用すれば<ライトセーバー>も
出来ない事は無いかもしれないという事なのだ。
とは言うものの、現在の技術で
<ライトセーバーの様なプラズマ>を発生させるためには
『ビル一つ分』程の設備が必要で、
しかも『プラズマ』を剣のような武器として使うためには
"1億度以上"の高温にしなくてはならないという。



30年も前に作られた映画『スター・ウォーズ』は、
科学者たちにインスピレーションと刺激をもたらし、
子どもたちに科学への夢をあたえたのである。



携帯サイト