世界まる見え!テレビ特捜部
09/11/02 OA
そこまでやるか!? 超強すぎる車 大博覧会

今、世界の有名人や社会的地位の高い人々に人気の車、
それが、「民間装甲車」と言われる、防弾などの機能を備えた車。



現在、アメリカには、正規の装甲車メーカーが20社ほどある。
今回、その中でも一流と言われているアルパイン・アーマリング社が
特別に民間装甲車の作り方を見せてくれることに。


 

まずは、装甲車のベースとなる車選びが重要。
その装甲車が使われる土地で、なるべく目立たない車種にするのである。
どこでも庶民的な車種ならいいというわけではなく、
例えば、裕福な地域なら、高級車の方が目立たないと言うこともあるのだ。



そしてまず、内装をすべてはずして、綺麗に保存しておく。
次に、装甲を施す。
この装甲の丈夫さも、車が使われる地域によって変えなければならない。
地域によって、使われる武器の種類も変わってくるので、
それに合わせた装甲レベルを選ぶ必要があるのだ。
その装甲に使われる鉄板は、
軍などで、装甲を貫くために使われるのと同等の弾丸を用いて
強度テストを行い、それをプラズマカッターで切断。
細かなパーツを一つずつ、パズルのように組み合わせて溶接していくのだ。



こうして車体本体の装甲処理が終わると、
窓を防弾ガラスにしたり、ブレーキなどを車体重量に見合ったものに交換したり、
パンクしても走れるような装備を加える。
その後、内装を元通りに戻すと、民間装甲車の完成。
全工程終了まで3か月、見た目は以前と変わらないが、
680キロもの装甲を施した、特殊装甲車が誕生したのである。



そんな中、民間装甲車に攻撃能力を搭載した、
驚くべき車が誕生した!
それが、「タクティカル・ビークル」。


 

6つの銃身から、7.62ミリ弾が毎分3000発も発射できる
特製のガトリングガンを車内に搭載し、
サンルーフを開けて、銃を引き出せば、5秒ほどで発射可能。
まさに、究極の民間装甲車なのである。



ただし、こうした民間装甲車の売買は、
アメリカ政府に厳しく管理されており、誰でも買えるわけではありません。



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