研究者とカメラが、南極最大規模のペンギンコロニーに潜入。
地球温暖化がペンギンの生態に、どのような影響を及ぼしているかを
記録したドキュメンタリー。
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地球最南端の大陸、南極。この南極を代表する野生動物がアデリーペンギン。
グラントとヴィオラ夫婦は、アデリーペンギンの生息数の変化を
長期に渡って調査している海洋生物学者である。
だがこの2年間で、アデリーペンギンが急激に増加するという
不思議な現象が起きている。
一体、ペンギンの繁殖地で何が起きているのか?
その謎を解明すべく、グラントとヴィオラは南極で約半年にも及ぶ調査を行う。
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2人が向かったのは南極大陸で最大のアデリーペンギンのコロニーがある
ロス島のクロージア岬。
半年近い観察の結果、近年のアデリーペンギンにおける生息数の増加は、
温暖化で薄くなった海の氷が砕けやすくなり、餌を獲るのに都合のよい環境に
変化したためと結論づけた。
時に、地球温暖化はペンギンの繁殖地に恩恵をもたらすが、
良い結果ばかりを残す訳ではない。北側に位置する南極半島では
氷が解けすぎたためにペンギンのコロニーが消失。その数は激減している。
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