世界まる見え!テレビ特捜部
10/02/15 OA
大自然のウソつきたち

チョウが羽を広げると…フクロウの顔のような姿に!
このチョウ、その名も「フクロウチョウ」といい、その模様には
黒目に光が反射したような白い点まで描かれているのだ。



【アリになれ!】
強いアゴと酸を持つ「ヤマアリ」は他の生き物から恐れられている。
そこで、「シャチホコガ」という蛾の幼虫はヤマアリそっくりの姿で敵からの
攻撃を防いでいる。アリのように細く長い足はイモムシとはとても思えない。



【ハチになれ】
「ハナアブ」はハエの仲間なのだが、黒と黄色の縞模様の身体で
スズメバチになりすます。よく見ると身体は平たく、針も持っていない。
しかし、スズメバチになりすます事で堂々と花の蜜や花粉を食べられるのだ!



蛾の羽はその多くが大きく広がっており、色も付いているのだが
「コシアカスカシバ」という蛾の羽は細長く透明。しかも身体は黄色と
黒の縞模様で、やはりスズメバチになりきり危険を乗り切っているのだ!



【食べられないモノになれ!】
「ヤガ」の幼虫は身体を長く白い毛で覆っており、危険を感じると体を丸める。
クモが卵を糸で包んだ卵嚢(らんのう)になりすますのだ。
さらに、身体の色を黒や灰色にすることで、
鳥のフンになりきり身を守る蛾やイモムシもいる。
「アゲハチョウ」の幼虫は敵が近づくと「臭角」という
クサイにおいを出すツノで身を守っている!



【特別編】
色鮮やかで美しい花、トケイソウは毒を持っている。
しかし「ドクチョウ」はそんなトケイソウに卵を産みつけ、
幼虫はトケイソウを食べる。食べることでなんと、毒を体内に蓄積し、
敵に食べられるのを防いでいるのだ!
そこでトケイソウは葉を変形させ、ドクチョウの卵に似た突起を作り出す。
これによって卵がすでに産みつけられていると思わせ、ドクチョウを欺くのだ。



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