世界まる見え!テレビ特捜部
10/02/22 OA
アラスカの海 ネズミザメ VS サケ サバイバル物語

<アラスカ プリンス・ウィリアム湾> には、
毎年、産卵のために2千万匹の「サケ」が集まる。
このサケたちの最大の敵が氷海の殺し屋「ネズミザメ」。
サケの4匹に1匹が、「ネズミザメ」の餌食になってしまう。
水温0℃前後の凍てつく海の中で「ネズミザメ」が縦横無尽に泳ぐことができるのは
『奇網(きもう)』という独特のメカニズムがあるから。
冷たい水で冷やされた動脈血と、暖かい静脈血が隣接しており、
暖かい血液から冷えた血液に熱を伝達しているため、
「ネズミザメ」は体温を水温より7〜10℃高く保つことができ、
他の魚たちが入り込めない冷たい海でも自由に泳ぐことができるのだ。



命がけで、幸運にも産卵場所へたどり着いたメスのサケは、
およそ1500個の卵を生む。
その中のわずか2匹程度が再び<プリンス・ウィリアム湾> に戻ってくるのだ。



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