【テルコン少年】
<バヌアツ共和国> ペンテコスト島。「テルコン」は大人になる為、ナゴール
の儀式を受ける。ナゴールとは高さ30メートルのやぐらから飛び降りる、バン
ジージャンプの起源とも言われる儀式。子供達は飛び降りることが出来て、
大人として認められる。
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ナゴール当日「テルコン」は足がすくみ踏み出せない。
すると父が「テルコン」の背中を押した。意外な形での飛び出しではあったが、
これでテルコンも大人として認められた。
【エディック少年】
<シベリア北部> では14歳になる「エディック」が大人になる為、究極の寒さ
と戦う。
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ネネツ族である父は4000頭以上のトナカイを飼育する遊牧民。
だが、「エディック」は普段、都会の学生寮暮らし。帰省するのは７年振り。
大人として認める為、父は「エディック」に独りでトナカイを捕らえろと言う。
何度もチャレンジし、ようやく一頭のトナカイを捕まえることが出来た。
だが、徹夜でトナカイの番をしていた「エディック」は寝てしまう。
翌朝、ナント一頭のトナカイが狼に襲われ、群れの一部まで逃げていた。
自分の失態を補うべく、逃げたトナカイを探しまわる「エディック」。
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ブリザードの中、トナカイの群れを発見し「エディック」は名誉挽回出来た。
そして父は、一族の大人たちと並んで食事をすることを許したのであった。
【ジェイ少年】
<ソロモン諸島> では、大人だけに伝授される『カイトフィッシング』に
少年ジェイが挑む。これはクモの巣で作った釣り糸と疑似餌を、凧に付け揚げる。
そして、疑似餌を海面すれすれに浮かべると
細長い魚「ダツ」が掛かるのだ。
「カイトフィッシング」を教えるのは、この村の長。「ダツ」を釣り上げれば
ジェイも大人の仲間入り。長の言うとおり、凧を揚げる「ジェイ」。
すると、凧が落ち「ダツ」が掛かった。「ジェイ」は『カイトフィッシング』
を会得し、大人の仲間入りを果たしたのであった。
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