10/03/22 OA
超デンジャラス 命知らずの綱渡り野郎
究極のバランスを身につけた天才綱渡り師「ディーン・ポッター」に
カメラが密着。
前代未聞の危険極まりないチャレンジとその破天荒な生き方を追う!
<カリフォルニア州・ヨセミテ国立公園> の一角に暮らす
命知らずの綱渡り師「ディーン・ポッター」。彼は、『スラックライン』と
呼ばれる綱渡りを得意とする。
『スラックライン』とは、バランス棒などを使わず、平らなナイロン製の紐の
上を歩くスリリングなスポーツ。わずかな幅しかないため、高度なバランス感
覚がなければ出来ないのだが、彼は、命綱なしに高い崖の上で楽しんでいる。
そんな彼にも、ひとつだけ悩みが。それは妻「ステフ」との別居問題。
実は、ディーンはユタ州の神聖な岩山<デリケートアーチ> に
無断で登り、ユタ州で大問題となり、非難が集中。さらに、妻「ステフ」も共
犯扱いされ、二人の間には、修復不可能な溝が出来てしまった。そんな妻への
思いをふっ切るため、ディーンはある驚くべきチャレンジを思いついた。
それは、高さ1000メートルもの岩壁で命綱なしのスラックラインに挑戦す
ること。
地上1097mの巨大な岩壁<エルキャピタン> では装備の不具合で無念の下
山。2度目の挑戦は地上975メートルの<タフト・ポイント> と呼ばれる
岩壁で、命綱をつけ練習するが、失敗。
すると、彼は失敗の理由が命綱に頼るあまり集中力を欠いていると考え、
一度も成功しないまま命綱を外して本番に挑むことにした。
幅はわずかに2.5センチ。下を見れば、まさに奈落の底。
体を支えるものは何もなく、落ちれば死は確実という過酷な状況で、
決死の綱渡りが続く。
そして、ついにゴール。
前人未踏のチャレンジを成功させたディーン。
彼の新たな人生に期待したい。