世界まる見え!テレビ特捜部
10/04/19 OA
南の島のクジラハンター

<インドネシア南部レンバタ島>に小さな船でクジラを狙う漁師たちがいる。
彼らは竹で作ったモリだけを武器に、身体一つで『巨大クジラ』に挑むという、
400年以上も続く伝統的なクジラ漁を、体当たりで守り続けている。
木造船プレダンに10人ほどの漁師が乗り込み、舟歌に合わせ櫓を漕ぎ、
大海原の真ん中へ船を進める。
すると突如、体長5メートルの『マンタ』を発見。漁師がモリを持ち、
次々と船首から漁師が海に飛び込んだ。
1時間にも及ぶマンタとの生死をかけた戦いは漁師の方に軍配が上がった。



数日後。3か月ぶりに『クジラ』が現れたと、朝から殺気立っていた。
漁師たちは必死に船を漕ぎ探していると、『マッコウクジラ』が船の前に
姿を現した。すかさずモリをスタンバイし、一人の漁師が飛び込んだ。
次々に攻撃を仕掛け、遂に3か月ぶりにクジラを仕留めることに成功した。



12メートル、重さはおよそ15トン。マッコウクジラとしては小さい方だが、
解体作業は漁師総出で丸一日かかる。
解体されたクジラは食料だけでなく、油分は燃料に、骨は建築資材になるなど、
この村の人々の貴重な資源となっている。



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