世界には、我々が知らない真の大人になるための儀式や修行が存在する。
そこで、世界の奥地へと足を踏み入れ、過酷な修行を積んで大人を目指す、
勇敢な少年たちの姿を紹介する。
【ムノン族】
<ベトナム中部>の高原地帯に住む『ムノン族』。ハンターの修行中の「イ・
クワン 10歳」は大トカゲの捕獲に挑戦する。大トカゲの肉は高値で売れる貴
重な獲物だが、鋭いカギ爪を持っているため子どもが素手で捕るのは非常に
危険。だが、クワンはカギ爪に引っ掻かれながらも見事大トカゲを捕獲すること
に成功。父も思わず笑顔。真の大人を目指すクワンは今日も修行に勤しむ。
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【カリャワヤ族】
<南米・ボリビア>アンデス山脈。この山間の地で赤いシマ模様の衣装を身に
まとう人々『カリャワヤ族』。
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カリャワヤとは呪術師であり、薬草を用いる治療師でもある。そこで父の元、
修行に励んでいるのが「ジョニー 12歳」。カリャワヤ族は薬草の知識を持ち、
一年の半分は旅に出て生活を送る。ペルーやアルゼンチンなどにも足を運び、
人々のために無償で病を治療してまわる。また、旅先で薬草を売るのも仕事の
ひとつ。ジョニーは父の仕事を見ながら長い旅を続け、カリャワヤ族の、真の
大人になるための修行に励む。
【バカ・ピグミー族】
<アフリカ中部・コンゴ民主共和国>の熱帯雨林に『バカ・ピグミー族』は暮
らしている。彼らは、ビル10階程の高さがある木に登り、ハチの攻撃を受けな
がらもハチミツを採集するハニーハンター。
その手伝いをしているのが「バンダ」と「マタ」ともに16歳。
大人として認められるため、たった2人でハチミツ採集に挑む。
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高い木に登り、穴を開けるバンダ。合流したマタもハチに刺されながら穴に、
手を入れる。すると穴からハチの巣が。自分たちで採ったハチミツはいつもよ
り甘い。こうして、晴れてバカ・ピグミー族の仲間入りを果たした。
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