世界まる見え!テレビ特捜部
10/12/06 OA
激しすぎるイタリアンブランド ランボルギーニ

イタリアの田舎町<サンタアガタ・ボロネーゼ>で、世界でも有数のハイクオリティーで
大胆なデザインの"スーパーカー"を作り続けている。
それが『ランボルギーニ』である。
40年以上に渡り『ミウラ』や『カウンタック』などの名車を生み出して来た、
輝かしい実績を誇るメーカーなのだが、実は創業当時はスポーツカーを製造する
会社では無かった。
実は『ランボルギーニ社』は、当初農業用のトラクターを製造していた。
そして創始者の「フェルッチォ・ランボルギーニ」は『フェラーリ』を所有し乗り回していた。
だがある時彼は、自分のフェラーリに、故障が多い事に関してフェラーリの創始者であ
る「エンツォ・フェラーリ」に文句を言ったのである。
すると「エンツォ」は『ウチの車に文句を言うな!自分たちの作ったトラクターにでも
乗っていろ!』と反撃したと言う!すると、それを聞いた「フェルッチォ・ランボル
ギーニ」は大激怒!『本物のスポーツカーの作り方を教えてやろう!』とスーパーカー
作りを始めたと言う。その時からランボルギーニとフェラーリのライバル関係が
始まったのである。ちなみにランボルギーニの象徴である『猛牛をデザインした
エンブレム』は、創始者の「フェルッチォ・ランボルギーニ」が牡牛座だったから決め
られたのだが、実はフェラーリの跳ね馬に対抗して猛牛にしたと言う説も、
根強く残っている。

ランボルギーニのスーパーカーは、その多くがオーダーメイド。
ほとんどの部分を、職人たちが"手作り"することにより品質を保っている。
塗装は一人の職人が、1台に約250時間かけて塗りあげ、普通自動車の3倍以上の
パワーを持つモンスターエンジンも、数名の職人がまるで美術品でも扱う様な慎重な
手つきで組み上げるのだ。
ランボルギーニの車の最大の特徴が、空に向かって開くシザードア。
とても斬新なデザインだが、エンジンが巨大で、幅が広いランボルギーニのスーパー
カーにとって横に開くドアは、乗り降りしにくいため考え出された物なのである。

完成したスーパーカーは、工場の外の狭い田舎道で、走行テストが行われる。
だが3秒で時速100キロまで達するランボルギーニのスーパーカーは、うっかりする
とスピード違反で警察に捕まってしまうと言う!ちなみに、イタリア警察には
『ランボルギーニのパトロールカー』が配備されているので、
イタリアで車を運転する時にはご注意を!!
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