釣りバカおやじ 「 ジェレミー・ウィード 」 が狙うのは、<タイ> に生息する
淡水の巨大エイ 『 ヒマンチュラ・チャオプラヤ 』 。大きさは幅2m以上、尻尾を
入れた全長が5mにもなるという化け物サイズの 『 アカエイ 』 だ。尻尾には毒性
のある鋭いトゲがついているので、注意が必要だ。
早速 「 ジェレミー 」 は、巨大エイの生息地 <サムット・ソンクラーム> に向か
った。「 ジェレミー 」 は町の漁師たちと共に 『 ヒマンチュラ・チャオプラヤ 』
捕獲チームを結成。
釣りを始めると、早速 『 ジェレミー 』 の竿に大きな当たりが。2時間もの格闘
の末、ついに巨大なエイが姿を現した!が、あまりの強さに竿が折れてしまい、
逃げられてしまった。
続いてかかったのはまぎれもない 『 ヒマンチュラ・チャオプラヤ 』 !だが、
オスだったため、サイズは幅は1m20cm、重さは80kgと小柄。実は巨大エイに
なるのはほとんどメスで、オスはその半分程度の大きさしかないのだ。
諦めかけたその時、「 ジェレミー 」 の竿が大きくしなり、ついにメスの巨大
エイが姿を現した。
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逃がさぬよう網でキャッチし巨大なトゲにテープを巻き、サイズを確認すると、
幅185cm、重さ180kg。 『 伝説の怪物 』 と言っていい巨大エイを釣り上げ、
「 ジェレミー 」 も満足したようだ。
更に驚くべきことに、釣り上げられたメスが3匹の赤ちゃんを産み落とした。
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こうして、幻の巨大エイだけでなく、生まれたばかりの赤ちゃんからも貴重な
サンプルを採取できた。これは今後 『 ヒマンチュラ・チャオプラヤ 』 の生態を
研究するうえで、大きな手がかりになることだろう。
そして巨大エイのファミリーは、住み慣れた川へと返された。
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