<アラスカ半島>の付け根に位置するカトマイ国立公園には2000頭以上の野生
クマ『グリズリー』が生息する。
ここでスイスの生物学者「デイビッド・ビットナー」は、グリズリーと超接近
しながらコミュニケーションを図っている。
その一方「トレッドウェル」はグリズリーと13年間も生活を共にしてきたにも関わらず、
襲われ命を落としている。ビットナーはなぜ彼の二の舞とならないのか、その疑問を
解くためカメラマンの「リチャード・テリー」が、ビットナーの生活に密着。
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デイビット・ビットナー |
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リチャードが案内されたところは『グリズリー迷路』。グリズリー達がエサ場
に向かうための道である。声をかけ、グリズリーが近くに居ないか確認するビ
ットナー。グリズリーとの距離感をわきまえていると感じるリチャード。
翌日。グリズリーの昼寝姿やビットナーがグリズリーと至近距離で触れ合う姿
を撮影することに成功。中には自ら近づいて来るグリズリーも。
だが、ビットナーが触れ合うことは決してなかった。
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リチャードが体長2.5センチの巨大蚊に刺されるなどのトラブルに見舞われつ
つ、密着取材も終わりを迎えようとしたがなかなかグリズリーの姿に会えない。
ところが、最後に幸運にもビットナーがよく知る、大きくて可愛いグリズリー
に出会うことができた。
ビットナーは、来年も必ず戻ってくることを約束し、
愛するアラスカをあとにする。
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