<韓国・キンポ市>の工事現場で働く「アン・ゾンべさん」は、セメントを
スコップで放り投げ、塗る作業の人に渡してしまう、という技をもっている。
わずか30センチ角ほどの小さな窓でも、正確なコントロールでセメントを投げ
渡すアンさんのおかげで、仕事がはかどると大好評。そこで、職人技を持つ
人々のちょっと変わった商売を、アジアで大人気の情報番組からご紹介。
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【珍商売1】
韓国南部の町<チョンヤン>の広場に集まってくるおばちゃんたち。そんな彼
女たちに共通しているのは、鼻にティッシュを詰めていること。
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ティッシュをつめたおばちゃんたちの目の前に大量の乾燥唐辛子が用意された。
するとおばちゃんは、慣れた手つきで次々と唐辛子のへたを取り外していく。
そう、彼女たちは『唐辛子のヘタを取るおばちゃん』だった。ここチョンヤン
は韓国で最も辛いと言われる、唐辛子の名産地。唐辛子はヘタをとり、すりつ
ぶすことで粉末唐辛子となるのだ。これは韓国の食卓に欠かせない、キムチな
どに使われる香辛料。おばちゃんたちが鼻にティッシュを詰めているのは、へ
たを取る時に出る、唐辛子の刺激臭から身を守るためだった。
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【珍商売2】
中国の首都北京から車で2時間の場所にある<龍慶峡(りゅうけいきょう)>。
川の両脇に切り立った、険しい山が並ぶこの場所に、他では見られない変わっ
た仕事があると言う。
渓流下りを楽しむ観光客が、上空を見上げ始めた。彼らの目線の先には、なん
と、空中に人の姿が。実は川の両側にある山に結ばれたロープの上で、カラフ
ルな衣装を着た若者たちがパフォーマンスしていたのだ。張られたロープは地
上180メートル(ビル45階建相当)のところにある岩に、簡単に固定されて
いるだけ。更に彼らを守るのは、若干粗末に見える、使い込まれたベルトのみ。
そんな状態で彼らは自転車に乗り、ハンドルの上にまで立ってしまう。
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そしてロープを鉄棒のように使った、大車輪もやってのける。1995年に始まっ
たこの綱渡りの見物料は、日本円で750円。今やこの空中パフォーマンスは、
龍慶峡を訪れた観光客たちの名物となっているのだという。
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