【飛行能力】
ハヤブサの仲間『チョウゲンボウ』は全長35センチほどの小さな鳥。
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彼らは、田園地帯で狩りをする。『ホバリング』と呼ばれる空中で停止する飛行能力
を使い、まるでヘリコプターのように上空でホバリングして獲物を探す。
さらに『チョウゲンボウ』には、ネズミがマーキングする際に放出する尿に含まれる
紫外線を反射する物質が見えている為、上空からでもネズミを発見でき、あっという
間に急降下してネズミを捕らえることができる。
タカの仲間『ハイイロチュウヒ』『チゴハヤブサ』も、驚きの飛行スピードを持つ。
特に『チゴハヤブサ』は、他の猛禽類と比べて翼の形が明らかに細いのが特徴。
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(写真一番右が『チゴハヤブサ』) |
そのおかげですばしっこく飛びまわるツバメも執拗に追いかけ回し、鋭い爪で難なく
捕らえることができるのだ。
【小さなハンター】
全長20cmほどのかわいらしい鳥『モズ』には、その可愛らしい見た目からは想像
できない残忍な一面がある。仕留めた獲物は、ヘビであろうと昆虫であろうと、木の
枝に吊るしてしまうのだ。これは『早贄(はやにえ)』とよばれるモズ特有の習性。
しかし、彼らがなぜこのような行動をとるのか、詳しい理由はまだわかっていない。
【虫取り名人】
春が訪れ、活動を始める虫たちを狙う『オオルリ』は、飛行しながら枝に止まって
いる虫を飛びながらキャッチし、そのまま器用に捕まえてしまう。この見事な空中
キャッチから、英語名『フライキャッチャー』と呼ばれる。
【穴掘り名人】
地中の虫を探す事に長けているのが、派手な装いの『ヤツガシラ』。全長約26cmの
彼らが狙うのは『ケラ』。普段地中にいるため鳥に狙われることはない『ケラ』だが、
『ヤツガシラ』に目をつけられたら地中にいても食べられてしまう。
なぜなら、『ヤツガシラ』は『ケラ』が移動した跡に沿って獲物を追跡し、居場所を
見つけると細長いくちばしで器用に土を掘り返し、『ケラ』を捕まえてしまうからだ。
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