11/08/01 OA
そうだったのか!? 恐竜たちのびっくり新仮説
およそ6550万年前、地球上に生息していた恐竜『トリケラトプス』。
大きなエリ飾りと、前向きに倒れるように生えた角が特徴
しかし!
古生物学者「ジャック・ホーナー」が後ろに反り返るように曲がっている角の化石を発見。
これは一体どういうことなのか?研究者の間では、2つの仮説が打ち出された。
仮説1
前に倒れるように角が生える『トリケラトプス』とは別に、
後ろに反り返って生える別種がいる。
仮説2
オスとメスによって角の生え方が違った。
しかし「ジャック」は、これらとは異なる別の仮説を立てた。それは…
「『トリケラトプス』は成長に従い、角の向きが変わっていった」というもの。
これまで恐竜の外見は爬虫類のように子どもも大人も、ほとんど同じだと考えられていた。
成長に伴い角の形が変わるなどとは考えられてはいなかったのだ。
しかし、「ジャック」は貴重な角の化石を切断し断面を調べ、
『トリケラトプス』が角は向きを変えながら成長していたと証明したのだ。
彼によれば、現在知られている恐竜の3分の1は、実は年齢が違うだけの同じ恐竜で、
近い将来、図鑑から名前が消えてしまうかもしれないという。
さらに恐竜たちの姿かたちを作る遺伝子は、現代の鳥たちにも受け継がれ、
残っているのではないか、という研究報告が次々となされている。
■ニワトリの胚に歯の形成を誘発させる遺伝子を含んだ特殊なウィルスを注入。
くちばし部分に肉食恐竜のようなギザギザとした歯を作り出すことに成功した!
■5目のニワトリの胚に脊椎骨の数を増やすタンパク質を加えてみた。
19個の脊椎骨を作り出すことに成功。
これは恐竜の『ベロキラプトル』とほとんどかわらない数である。
こうした鳥たちの眠っている遺伝子を全て呼び覚ますことができれば、
恐竜の姿を持つ鳥を誕生させる事が出来るかもしれない!