世界まる見え!テレビ特捜部
11/08/08 OA
こんにちはサルさん わたしがママよ

<アメリカ・テネシー州>「メリー・リン・キャンベル」と彼女が愛するオスの
子ザル「ウィリー」は一緒のベッドで眠っている。歯を磨く時も電話中も、
車の運転中もいつも一緒。まるで親子だ。実は今、アメリカでは親子の悩みを抱えた
人々がサルを子どもの代わりに飼うことで、立ち直ったという事例が少なくない。

アメリカ中西部<ミズーリ州>に住む「ローリー・ジョンソン」はもう17年も
メスのオマキザルの「ジェシー」と暮らしている。ローリーがサルを飼うように
なったのは、6人の子どもたちが成長し独立した後、言いようのない孤独感に
襲われたから。生まれたばかりのジェシーを引取り、世話を焼くことでローリー
の孤独は次第に癒されていった。現在、家のリビングには、ジェシーの為のおも
ちゃや洋服がずらりと並び、食事もジャムパイにクッキー、ドーナツ、ケーキな
ど、ジェシーの好物ばかり。そして、ローリーの夫「ジム」も、ジェシーに夢中。 2人は、自分たちが先に逝ってしまっても、ジェシーの面倒を見てもらえるよう、
遺言状とお金まで残しているのだとか。
インディアナ州に住む「ヘイズス」と「カーメン」のカップルは、今まさに
自分たちの子どもとして赤ちゃんザルを迎えにいくところ。
父の愛情を受けて育たなかったヘイズスは、自分の子供を育てる自信がなく
カーメンと相談した結果、サルの赤ちゃんを飼うことにしたのだ。
ブリーダーの家へ到着した2人は、なんとも可愛らしい生後10日のメスの
赤ちゃんと対面する。手のひらにのるほどの大きさの赤ちゃんザルに、メロメロ
の2人。「バターズ」と名付け、自宅へと連れて帰ることに。家へと到着すると、
親としての第一歩、初めてのおむつ交換に挑戦。小さな手足を振り回して
おむつを嫌がるバターズに大苦戦しながらも、親になった喜びを感じるヘイズス。
こうして若い両親と赤ちゃんザルの親子3人の生活が新たにスタートした。


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