11/10/03 OA

信じる？ 信じない？ 不思議な不思議なパラレルワールド 1934年、当時ソ連の首都であった<モスクワ>で一人の不審な男が逮捕された。 身元を調べるため、男のパスポートを確認することにした警官が目にしたのは、 『タリザレット』という、存在しない国の名前。そしてその男は警官達の前で、 忽然と姿を消してしまった。研究者たちの中にはこれを『パラレルワールドへ消えて しまった』と見る者もいる。 そもそも『パラレルワールド』とは一体何なのか？ 1957年、<アメリカ>の物理学者「ヒュー・エベレット」は、 「現実とは一つしかないのではなく、いくつもに分かれながら別の現実が存在して いると予測できる」、と、『パラレルワールド』についての論文を発表した。 さらに科学者「ジャン・グリムリアール」は、 「我々の住むこの世界と『パラレルワールド』何らかの形で繋がっているため、 人は突然現れたり消えたりできるのだ」と言う。 今から５０年ほど前の<フランス>。ある夏の日にベビーシッターが赤ん坊を連れ、 近くの湖へ散歩に出かけた際、突然辺りが真っ暗になり、周囲の音も一切聞こえ なくなり、戸惑いながらも赤ん坊を抱き寄せた。しかししばらくすると再び辺りは 明るくなり、何事も無かったかのように元に戻った。不思議に思いながらも彼女が家に戻る と、なんと2人が3日間も行方不明になって、必死で捜索されていたという驚きの 事実が明らかになったのだ。学者によると２人は一時的にパラレルワールドに行っていたと解釈できるという。 また、ロシアに暮らすシングルマザーの「ナターリヤ」は、働きながら12歳の長男と 1歳の娘を育てている。しかし、娘は1年前に「ナターリヤ」のお腹の中に突然 現れたというのだ。急に激しい腹痛に襲われ、風邪と診断された彼女だが、その後、 タライの中に赤ん坊が産み落とされたという。過去に妊娠を経験している本人自身も、 風邪と診断した医者も、一切妊娠に気付かなかったのだ。 これもロシアの超心理学者「アレクセイ・グリャドゥーシー」は赤ん坊が『パラレル ワールド』から現れたと説明する。 さらに彼は、我々の見る夢さえも、パラレルワールドである別の現実にいる自分を 見ているのでは？と考えているという。 ロシアが検証したパラレルワールドの世界。みなさんは、どう考えますか？