世界まる見え!テレビ特捜部
11/12/05 OA
インドミステリー ゾウ集団死の謎

インドでは神聖な動物とされ崇拝されているゾウが、5頭も死体で発見された。
いったいなぜ?

仮説[1] 密猟による犠牲か?
国際条約でゾウの密猟は禁止されているが、<象牙>は高値で取引されるため、今で
も密かに行われている。しかし、死んでいた5頭のゾウは、どちらも牙がないメスと
子ども。→密漁ではない。

仮説[2] 毒死か?
病理学者は、現場の写真にゾウがもがいた形跡があることや、ゾウの目が鬱血し少量
の出血があることから、毒で死んだ動物の症状であると判断した。実際、5頭のゾウ
が死んでいた川の周辺では、農園の人々がゾウを殺すために毒を盛ることがある。
しかし検視の結果、ゾウの体内から毒物は検出されなかった。→毒死ではない

仮説[3] 病死か?
検視の結果、2頭のメスは妊娠していたという事実が明らかになったため、炭疽症の
可能性が考えられた。しかし、ゾウの体内にその形跡はない。→病死ではない。

そんな中、彼らの元に事件の手がかりとなる情報が寄せられる。
南アフリカでは、ひとかたまりになって死んでいる6頭のゾウが発見されていた。
その死因は『カミナリ』。インドの現場周辺の天候を確認してみると、ゾウの死骸が
発見された前夜、激しい雷雨があったことが判明。そのことから、近くの地面に落ち
た雷に5頭のゾウすべてが感電したものと考えられた。


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