12/01/16 OA
一卵性4つ子ちゃん子育て奮闘記
<イギリス・ベッドフォードシャー州>の「カーレス家」に、世界中探しても
50組ほどしかいない、一卵性4つ子がいる。
その4つ子ちゃんは、長女エリー、次女ジョージー、三女ジェシカ、
四女ホリー。
「4人を平等に育てる」これが、カーレス家の教育方針。
服、クツ、ベッドもすべて一緒だ。
小学生の4つ子たちに1学期が終わるころ大きな変化が。それまで何をするに
も4人一緒の彼女たちだったが、最近はジェシカだけが姉妹と離れて自分一人
だけで友達と遊びに行くようになった。
全く同じ遺伝子を持ち、同じ環境で、育てたはずなのに、いったいどうしてジ
ェシカだけに変化が見られるようになったのか…。母ジュリーは不思議に思い
夫妻は発達精神医学の専門家たちの元に4つ子姉妹を連れていくことに。
ここでのテスト結果はたとえ同じ遺伝子でも、ささいな経験の違いが、自己形
成に大きな影響を与えていたかもというモノ。
自分のしたことでジェシカだけ異なる個性へ導いてしまったのかもしれないと
考えたジュリーだった、それが良い事なのか悪い事なのかわからない。
そこで子育てのアドバイスを聞こうと、アメリカにいる同じ一卵性四つ子の
女の子の家族に会いに行くことに。
<ミネソタ州バッファロー>の「ダースト家」には、18歳になる一卵性4つ子
の姉妹が。そこでアメリカの4つ子とイギリスの4つ子をインターネットで対
面させることに。4人一緒が当たり前のイギリスの4つ子にとって、服装や雰
囲気がまったく異なるアメリカの四つ子が不思議で仕方がない。
実際、アメリカの四つ子の母「ナオミ」も、姉妹が小さいころは全員同じ服を
着せていたが、ある年頃になると同じだということを嫌がるようになったのだ。
アメリカの4つ子たちに、親にどうして欲しかったか聞き、それぞれの個性が
伸びるような教育をしてあげることが必要だったと気付く母。
あっという間に月日は流れ、4つ子たちの5歳の誕生日。
今日は子どもたちが着る服を自由に選ばせてみることに。すると、全員が違う
ドレスを着て登場。
カーレス一家の4つ子ちゃん。これからの成長が楽しみだ。