世界まる見え!テレビ特捜部
12/01/16 OA
あぁ災難!巨大竜巻の中で出産!

<アメリカ・ケンタッキー州ビーバーダム>。この街に住む2児の母「サマン
サ・オークリー」は、3人目の子どもを妊娠中
出産を数日後に控えたサマンサだったが、激しい痛みに襲われ、病院へ行くと
すぐさま緊急入院。
すぐに赤ちゃんが生まれる兆候が見られなかった為、夫は幼い子どもたちの世
話をしに一旦帰宅。代わりにやってきたのは、サマンサの両親。
そんな時、父「チャーリー」に一本の緊急連絡が入る。父は地震や洪水、竜巻
などの大災害に対処する緊急事態管理局のメンバー。ビーバーダムに竜巻注意
報が発令されたというのだ。

この時、発生した竜巻はF4。時速100メートル以上の風で住居や車など全て
をふきとばしてしまう威力をもっていた。

その頃病院では、容態の落ち着いたサマンサを残して母が帰宅。病室はサマン
サだけとなっていた。一方、竜巻は更に勢いを増し、ついに街に避難勧告が発
令。病院でも看護師たちが患者を次々と地下室へ誘導し始めた。そんなただな
らぬ気配に不安になったサマンサが、母に電話をしようとした次の瞬間、停電。
闇に包まれると同時に、サマンサを激しい痛みが襲った。なんと、彼女はこの
瞬間に破水してしまった。
最悪なことに緊急用の電源設備も故障。ガソリンを使った発電機による電力の
みになってしまった。竜巻が迫りくる中、医師は帝王切開手術を決断。だが体
にメスを入れた次の瞬間、手術室は停電。
「明かりを持ってこい!」医師の指示に看護師たちが手にしたものは懐中電灯。
全ての医療機器が停止し、僅かな明かりが手元を照らす状況下で手術が進む。
巨大竜巻が病院を直撃したと同時に、赤ちゃんを取り上げることに成功。

相当の被害を出した巨大竜巻だったが、サマンサが出産した病院だけは、奇跡
的に被害を受けなかった。
大災害の中で生まれた男の子は「ジョナサン」と名付けられ、今はいたずら盛
りの2歳に成長。医師たちからは、フラッシュライト=懐中電灯ちゃんという
あだ名をもらったのだとか。


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