12/01/23 OA

天国から地獄　幸せ夫婦を襲った　マイホームトラブル デザイン会社を経営する「ジョン」と妻の「レベッカ」は、ロンドンの閑静な 高級住宅街<アーチウェイ>に念願のマイホームを購入。リフォーム代も含め ると1億円以上払い、理想のマイホームを手に入れた幸せいっぱいの二人。 しかし、引っ越しを間近に控えたある日、思いがけない悲劇に襲われることに。 完成したばかりの新居に"誰かが住みついてしまった"のである！ 驚いたジョンとレベッカが新居へ向かうと、一階の窓に一枚の張り紙が・・・ "ここは我々の家である。許可なしに立ち入れば罰金、そして告訴する"と書 かれていた。２人の家は、留守中の家や空き家を無断で占拠し住みつく『スク ウォッター』と呼ばれる連中に乗っ取られていたのだ。 ジョンとレベッカ夫妻は、すぐさま警察に通報したのだが警察では彼らを退去 させる事とが出来なかった。実はイギリスには『無断居住者を保護する法律』 があると言う。元々は「住んでいる人を不当に追い出すことができない」とい う法律だったのだが、いつしか「不当に住んでいる人も追い出すことはできな い」という、おかしな解釈がされるようになり、スクウォッターたちが居座り 続けるようになってしまったのだ！ ジョンとレベッカの二人が、自分たちの家を取り戻す方法は、ただ一つ。 裁判所に状況を詳しく説明し、無断居住者に『退去命令』を出してもらうしか ない。しかし、それには時間と多額の費用がかかってしまうのだ。 家を占拠されてから１か月。 ついに裁判所から『退去命令』が降り、無断占拠者たちを追い払う事が出来 た！喜びいさんで我が家へと足を踏み入れた２人。 しかし、彼らを待っていたのは"ゴミだらけの家"。しかもジョンとレベッカ 夫妻は、家の清掃、占拠されている間に勝手に使用された電気や水道などの光 熱費、更に法的費用を含めた680万円もの出費を余議なくされた。 こうした状況を受け、現在イギリス政府は、無断で家に住みつく連中にすぐさ ま対処できる法律の制定を検討しているという。