12/01/30 OA
イギリス発 450万台のカメラ ドキドキリポート
<イギリス>のとあるモニタールーム。
ここは町の至るところに設置された防犯カメラの映像をモニターする場所。
イギリス全土に設置されたカメラの数は、なんと450万台。
踏切に差し掛かるローカル線の前をノーブレーキで突っ込み、ギリギリのところを
通過する車や、路線バスに続き、ちゃっかり優先レーンを走行しようとした一般車両
が、地面から突き出た車止めに激突する様子、遮断機が下りた踏切に若者が進入、
すれすれで列車が通過した瞬間など、さまざまなトラブルが写し出されていく。
ハイウェイを監視する警察のヘリカメラ映像。映っているのは車で逃走する麻薬密売人
の少年二人組。警察は2台のパトカーで挟みこみ、逃走車を停めようするが、
突然相手がブレーキを踏んでスピードを落とした。実は、前を走る車に追い付きそう
になってしまったからだ。パトカーもすかさず逃走車に幅寄せし挟みこむが、相手も
必死。強引にパトカーの前に出ると、再び逃走を始める。すると、助手席の窓から袋
のようなものを投げ捨てる少年たち。それはコカイン。隠れて捨てたつもりでも、
カメラは全てお見通し。連係プレーで少年たちの車をスピンさせたパトカー。
直ちに逃走犯の身柄を確保することに成功。密売人の少年二人は刑務所行きとなった。
<イギリス中部、ノッテンガム>で起きた住民暴動を警察のヘリカメラが記録して
いた。住宅街にもうもうと立ち上がる黒い煙。近づいてみると、そこには道路に
たむろする男女20人ほどの集団が。仲間が裁判で終身刑となったことに腹をたて、
怒りにまかせて町を破壊していたのだ。至る所で火の手が上がり、レンガの塊を
砕いては投げ、破壊。さらにはハンマーを手にした男が、他人の車に乗り込み盗みを
始める。ところが、車上荒らしを始めた男が慌てて逃げ始めた。一体何があったのか。
実は、車の持ち主が追いかけてきて、不届き者に鉄拳制裁。見事にノックアウトされ
た車上荒らしの男は、おずおずと仲間の元へと引き返した。
今度はストリートの防犯カメラが捉えた奇跡の連続映像。
ストリートに駐車中の一台の車。夜、そこに現れたのはほろ酔いの男。
何が気に入らないのか、いきなりのその車にキックを炸裂。お次の男性は、
その車の屋根に上り、ネコのようにゴロゴロじゃれつく。更には、その車におしっこ
をかける男が登場。だか、これはまだ、ほんの序の口。今度は反対側の歩道を千鳥足
で歩く男性がこけて、あわや轢かれそうになる始末。さらに今度は、道脇から出て
きた車をかわそうとした直進車がスピン。朝のラッシュ時には、追突事故が発生。
他にも積荷を派手にばらまいたり、走行中の車の窓から花火が発射されたり…。
どうやら、このストリートに車を駐車するのは、やめた方がよさそうだ。