12/02/27 OA
10分でわかるfacebookの真実
実名とメールアドレスを登録すれば、無料で登録することができるフェイスブック。
出身校や現在の職場などを追加登録すれば、
「知り合いからもしれない人や、昔の友人」を見つけ出してくれる。
そして、自分のページに日記や写真をアップすると、
それを見た友人が「いいね」というリアクションやコメントを残してくれる。
直接会わずとも、友人たちと交流できるフェイスブック。
果たして、どのようにして生まれたのか?
【フェイスブックの歴史】
2004年、ハーバード大学に在学中だった「マーク・ザッカーバーグ」が作った
大学内限定の学生交流サイト。それが、フェイスブックの始まり。
その後、フェイスブックユーザーはどんどん増え、
2006年には、学生だけではなく一般にも公開。登録者は1000万人を超えた。
そして、ついにフェイスブックの利用者が1億人を超えた頃、
膨大に登録されたユーザーたちの個人情報を活かす戦略に行きつく。
【企業戦略】
広告。例えばある企業が美容関係の広告を出したければ、
「女性」で「美容に興味がある人」を検索することができるというもの。
この検索したグループ相手に、どれくらい広告を配信するか期間を決め、
企業はフェイスブックに広告料を支払う。
さらに、ゲームなどのアプリのシステムを導入。
有料のアイテムなどを購入してもらうことで、多くの利益を得られるようにした。
【フェイスブックの問題点】
着々と利益を上げ、成長を続けるフェイスブック。しかし様々な批判も存在する。
直接合わずに簡単にコミュニケーションがとれるようにはなったが、
その反面、友人との親密度が薄れた気がするというものや、
フェイスブックにはまる若者の多くが、実は現実逃避しているのでは、という意見も、
そして、最大の問題点が"プライバシー"。2007年に導入した『ビーコン』は、
ユーザーがネットで購入した商品を友人たちへ自動的に通知するというものなのだが、
プライバシーの侵害だという批判があり、このサービスは提供されなくなった。
8億人の利用者を抱え、情報を共有する楽しさとプライバシーを公開する不安の、
両方を持ち合わせる巨大ネットワーク、フェイスブック。
そんなユーザーの期待と不安に、若き天才ザッカーバーグは、
どう向かい合っていくのか?