12/03/05 OA
インパクト絶大 大英帝国 びっくり肥満男
<イギリス>に暮らす「ポール・メイソン(48)」の体重は、推定444kg。
太りすぎて体重をしっかり計れたことがない。
ごく普通の体系だった青年時代。しかし20代になると、恋人にフラれたショックで
仕事が手につかなくなり失業、大好きな父親が他界、さらに、病気がちな母親の面倒
を見ることからくるストレスを食べ物で解消するようになり、太り続けてしまった。
なんと、食べ物を買う金欲しさに、母親に内緒で家を売ってしまうほど食べ物にはま
り、このことを知った兄妹からは絶縁され、さらに母親も他界し一家は崩壊した。
今、全く動けなくなった彼は、ケアワーカーの手を借りて生活している。その費用は
税金で賄われていて、ポール一人に対し、年間10万ポンド(およそ1200万円)が使わ
れているとか。この浪費と健康の悪化を食い止めるためには減量手術しかない。
手術を担当するのは、肥満患者専門の外科医「ショー・ソマーズ」医師。彼に言わせ
れば、手術が成功する確率は50%、助からない可能性もあるという。
ひとまずソマーズ医師は、肥満患者専用の大型救急車を手配。受け入れる病院側も、
重みで手術室の床が抜けないように、下の部屋から天井を支える手配を進めていた。
数か月後、ついにポールの手術が行われることになった。男性5人がかりで大型救急
車の中に運び込まれ、病院へと向かう。
ポールが受ける手術は胃のバイパス手術。胃を10分の1程の大きさにカットし、そこ
へ直接小腸を繋げるというもので、わずかな食事の量で満腹感を覚え、食べる量を減
らすことができる。ポールの減量手術は、無事成功し、新しい人生の一歩を歩み出した。